June 09, 2004

NEW SINGLE『スペードのエース』発売にあたって

8月11日発売、カーネーションのニューシングル
『スペードのエース』について、先般CCCDでの
発売と告知させていただきました。BBSにいくつか
ご質問をいただきましたので、今回の件については
プロセスをご説明したく思います。カーネーション
およびSony Music Artistsの現状をご理解ください。

Sony Music Artists 冨永 周平、壇 慎一郎

*『ANGEL』制作段階より、プロダクション、
アーティストともに当初から、前作同様、CD-EXTRAでの
リリースを前提にレコード会社と話を進めていました。
しかしその最終調整ができる前に、「CCCDでの発売」
告知が先行してしまいました。

*CCCDの規格上/音質上の問題は、アーティスト、
スタッフ内でも個々見解があり、統一した意見はありませんが、
われわれの周囲において、また、リスナーの方々の中で、
CCCDにマイナスの感情がある人たちがいらっしゃる
ということもよく理解しています。また、カーネーションにとって、
BESTなリリース形態とはなにかも含めて、プロダクション、
アーティスト、レコード会社の三者間で、何度となく
話し合いの場を設けました。

*『ANGEL』がCD-EXTRAの形態で発売されたことに
ついては、Sony Music Artistsおよびカーネーションの
意思と、それに応えたAVEX社内の多数のスタッフの尽力の
結果であり、各々がその時点でのBEST な判断であると
三者が納得した結論でした。当初から意図したとおりの
リリース形態であったことをご理解ください。

*今回、最新作『スペードのエース』発売にあたって、
プロダクション、アーティスト側は再びCD-EXTRAでの
発売を強く希望していましたが、レコード会社の方針として
「今後は例外なく全アイテムをコピーコントロールCDでの
リリースとしたい」との意向を受けました。前回同様、
多くの話し合いの結果、「カーネーションの音楽をより
多くの人たちに幅広く伝えていくためには、現在の状況の中では、
CCCDでの発売で進めていくのが最終的にBETTER、
そこは一任してほしい」とのレコード会社の強い意向があり、
今後のバンドの音楽活動を考えて、Sony Music Artists、
カーネーションともAVEXスタッフを信じて了解。

*そのかわり、前提として、現状、CCCDでの発売に
ネガティヴな気持ちがあるリスナーの方々がいらっしゃる
という事実を考えて、CCCD以外のフォーマットでの
リリース形態も実現できるように、AVEXサイドにオファーしました。

*その後、AVEX社内の調整によって、ダウンロード
「@MUSIC -アットミュージック-」などによるメイン楽曲の
販売は決定。他のフォーマットでのリリースについては、
採算を考慮すると、現状、難しいとの判断がなされましたが、
アナログ盤についてはひきつづき前向きに交渉しております。
今の段階でみなさんにご報告できる途中経過は、上記の
とおりとなります。Sony Music Artists、カーネーションの
現状をご理解いただければ幸いです。

カーネーションの近々の活動としては、タワーレコード渋谷店/梅田店の
インストアライブ、只今受付中の公開生放送 TOKYO FM「Live Depot」、
そして2004年1stツアー“21年目のカーネーション” vol.1
『Sex,Angels & RockユnユRoll』が6月25日に大阪バナナホールで
最終公演を迎えます。そのほかベストアルバムのリリースやそれにともなう
2004年2ndツアー、年末には20th ANNVERSARYのスペシャル企画など
今まで以上の活動を予定していますので是非、ご期待ください。

投稿者 webmaster : June 9, 2004 10:32 AM