2011年1月アーカイブ

ナオエのドンキー日記 2011 1月

1月31日
 今日入稿しないと物販Tシャツとトレーナーが大阪に間に合わなくなる。昨日はデザインの宮原と連絡がとれなくて困ったが、明け方「じつは体調崩していた」との連絡あり。そのまま朝9時まで宮原とやりとり。
 少し寝て夕方に税務署。源泉分の収納。デザインは無事入稿。事務所に移動してもろもろ。ここ2週間ほど睡眠アヴェレージが5時間を切った。
BGM : Tony Joe White 『The Shine』(LPで)

1月29日
 14時より直枝政広 & Love Experienceの練習。とてもいい感じ。その後、POP鈴木さんとステーキ屋。ぼくたち栄養とり過ぎ。
 古本屋さんをのぞき、100円の文庫一冊。電車は何故かあちこちで遅れが多く、サッカー、アジアカップ決勝の前半20分ほど見逃すが面白かった。

1月28日
 事務所。そのあと石川さん主催の新年会で下北沢。ぼくは鶏肉の鍋は食べないのだ。そういうことになってる。
 ソウルフラワーの奥野くんネタありすぎ。おかしくてたまらない。曽我部くんも急遽合流。飲みというよりジャンク食い。楽しかった。
 結局、朝5時に曽我部くんと朝マックでコーヒー。眠いわ、寒いわ。徹夜は身体にしみる。

1月27日
 昼過ぎよりLIVE CARNATIONで『Perfect Joy』12/25/10渋谷クアトロ公演が配信開始。
 事務所行ってから新代田FEVERにBlonde Redhead観に行ったけど、ぎゅうぎゅう。外人いっぱいで前がまったく見えず。見事に動けない地蔵状態。あまりに苦しいので3曲くらいで外に出てしまった。
 下北沢でラーチャン食ってからCD屋を覗く。風知空知で飲もうと思ったらどうやら今夜ブレバタのライヴがあったそうで、お二人はまだ店にいて挨拶できた。12、3年ぶり?かな。全然変わらない。また何かやりましょうよ、と。大傑作『BB☆C』(丁度、夕べ聴いていたんだ)の再発もしてもらいたいし。

1月25日
 蕎麦を食べに行く途中、耐えきれなくなってペットショップに飛び込み、コミドリコンゴウインコと思いっきり遊び、癒される。
 あとは曲作りとか資料作り。電話やメールでは物販だのライヴだの配信だの、もろもろの打ち合わせがやたら多い。

1月24日
 御徒町で中原由貴さんとミーティング。肉食ってから純喫茶。やはり上野付近は妙に気分がおちつく。そこからもう一軒、喫茶ハシゴ。いろいろ喋って楽しかった。今日は久しぶりに雨が降った。
 しかし、時間の流れが早い。滝壺手前の急流の感覚。もうすぐ何か大きな変化が来るのかなぁ、なんて考えていると、部屋の遠くから音が聞こえた。放ったらかしにしていた古い携帯電話が放電してひとりでに終了した音だった。そのままにしておこう。
BGM : James Blood Ulmer 『Are You Glad To Be In America?』

1月23日 
 柏でギター弦を購入。楽器屋ワゴンの楽譜バーゲンでDuffy 『Rockferry』のスコアを発見。基本、Duffyのアイテムは見つけたら買い。これは千円。
 ディスク・ユニオンで久しぶりに中古CDを。予約していたボブ・ディランの7インチ「The Time They Are a-Changin'」(赤盤)も。そのあと、ユニオンのみなさんと食事。15年ぶりくらいにタカノブくんと会えてうれしかった。
 FacebookにHOPKINSの映像「JUICY LUCY」をUP。http://www.facebook.com/carnationweb

1月22日
 直枝政広&Love Experience、Hopkinsの練習。
 翌日、Twitterに投稿したのはこれ「昨日もラヴエキとホプキンスのリハだった。楽しくてさぁ。この時が、この瞬間がずっと続くといいなと思うんだよね。直枝」
 POPさんとブラウンノーズとスタッフで居酒屋飯。落語の事をずっとしてたような。
BGM : Bobby Charles 『Bobby Charles』

1月20日(満月)
 『未見の都』 晴れたら空に豆まいて。代官山だから美容院に寄っていく。毎度の寝不足。長谷川健一くんとは京都のSOLEで一度お会いしたけれど、永野亮くんははじめて。みなさん個性が強烈でじつにいい。楽しかった。
 リハの時に閃いて、せっかく集まるのだから3人で何かやろうよと提案。たまたまコード譜もあったし「ラッキー・オールド・サン」を練習。長谷川くんのエレキ(そのリヴァーブ感)は京都出身らしく見事にサイケだ。
 いい組み合わせ。
 永野くんはベースラインまで構築しての素晴らしい弾き語りアレンジ。ギター・プレイがどことなくアーニー・ディフランコっぽいなと思った。バンドの曲とソロ用と作り方をわけているところも「考えてるなぁ」とかんじさせるもの。弾き語りが3回目?というのが信じられない成熟。
 長谷川くんは美メロの境地で、一定の美意識がゆるやかな川のように流れ、とても気持ちのいい音楽体験ができる。「京都に住んでいると京都のことがよくわからないままに生きている」と言っていた。でもそれが生活というものでしょう。研ぎすまされたフラットな内面があってこそ、そこで極まった部分から歌が生まれるんだろうなと感じさせる歌心。そんなステージだった。

直枝政広(Vo,AG)
1. 雨に濡れながら
2. ハッピー☆アンラッキー
3. オフィーリア
4. ひとりとふたり
5. サンセット・サンセット
6. JUICY LUCY
7. ANGEL
encore
EN1. あの日どこかで
アンコールセッション:直枝Vo,AG 長谷川健一Vo,EG 永野亮Vo,AG
EN2. ラッキー・オールド・サン(久保田麻琴と夕焼け楽団)

 で、また朝までセイリンシューズで飲む(というか気絶)。

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1月16日
 1992年のアルバム『天国と地獄』以降の曲は歌詞に自信がある。それで自分のプライドは保っている。メロディは歌い方でどうにでも変化可能。つまり、簡単に削り様のない岩石のような気分が言葉になる。

1月15日
 今日が成人式なんじゃないの?
 14時から西荻窪でみっちりリハ。都合でいつもとはまた違う場所。直枝政広& Love Experience、6人組の10年ぶりの音出し。みんなあのまま。そしてPOP鈴木さんもじつにいい感じ。「明日が大阪公演でもいいね」と。
 居酒屋で魚と飯とビール。イッシーさんの店に10時半に着いた。一気に何も考えず。スリル満点だったが楽しかった。ラストは大好きな「Jeannie's Diary」をイッシーさんのお店に捧げる。
 またまた朝まで。電車がなくなるのはしかたないよな。
 江戸川を渡ったらそこは雪国だった。
 だけど疲れた。今日こそはたっぷり眠るよ。
BGM : EELS 『DAISIES OF THE GALAXY』
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1月14日
 とにかく会場はCDJということを聞き、あせって選曲し直す。CDだと積もる愛着みたいなものがなかなかみつからないというか。CDRにまとめて流すだけじゃ何だし。
 考え抜いて時間ばかりが過ぎた。結局、寝ずに翌日のリハを迎えた(15日につづく)。
BGM : 鈴木さえ子 『スタジオ・ロマンティスト』

1月13日
 とんでもない傑作、徳永憲『ただ可憐なもの』についてのコメントを送信。
 こないだのグレンスミスもだけど、日本の「じっくり歌うロック」の水準はすごいところにあるんじゃないかと思った。無闇にジャンクな衝動を放り投げてOKなんて言ってる場合ではないのだ。そこは一瞬だけ「じっくり」思考すべきなんだよ。
BGM : 徳永憲 『ただ可憐なもの』

1月12日
BGM : フレディー 『マイ・ワールド・マイ・ミュージック 愛しいの神戸』

1月11日
 岸野くんの一大イヴェント『皇帝のいない一月』O-WEST。13時半入り。
 リハやってるやってる。ワッツの確かな演奏は袖で聴いてもステージのどこで聴いても素晴らしいバランス。音楽の力が束になった感じ。ソングライターのみんとりさんと宮崎くんが両脇からメンバー達を挟み込むかたちもいい。
 あがたさんといきなりお話ができたり、はじめて巻上さんにお会いできたり。トクマルシューゴ氏やゲイリー芦屋氏ともはじめて話す。感慨深し。
 楽屋ではまりこさんのすごくおいしい手作りの料理が並ぶのもこの岸野くんイヴェント恒例。いろんなものをいただく。基本、男楽屋にいて湯浅湾のみなさんとキャプテン・ビーフハートについてとか、堀込高樹くんと世間話「なんでこの部屋ぼくらしかいないんですか?怖いから?」とか、話したりして過ごす。
 一曲にかけるステージも緊張するもので、なかなかに気合いも入る。
 「ミュージックマシーン」はオリジナルのキーのまま。メロディが高いところに集まる曲で非常に難しいのだが、まぁなんとかやったか。でも、ぬいぐるみの中の人の方がじつだれよりも大変なのだ。
 好きな音楽に溺れるとはこのことだ。素晴らしい一夜という他ない。何より、こういうことをやれちゃうのは岸野くんの溢れ出る才能とお人柄の賜物。ワッツ、ますます楽しみ。
 打ち上げに参加、昔から怖くて仕方が無かった久保田真吾さん(戸田誠司さんもそうだけど)に案の定からまれたり(笑)常磐響さんとレコードの話もできたし最高だった。みんな車で帰ったり、タクるとかして消えていったが、ぼくらが結局最後まで残った。そりゃぁ、始発に乗るからね。
 
1月9日
 気分転換もあってiPhone4を買った。
 でも某auから乗り換えるのがとにかく面倒だった。もう何年もずっと貯めてたポイントが解約にも何にも使えない仕組みなのだが、その不条理を電話口で訴えるもむなし...弱りきってるおれから無理矢理に金をむしり取りやがった。疲れる。
 腹ぺこになっちまったのでルンビニでナバラタン・ヴェジタブル、陶酔。
 
1月8日
 眠る事、これが一番重要。たっぷり寝た。
 古本屋さんにちょっと散歩。乙女座なんで「ベルサイユのばら」数冊と「外伝」、「ガラスの仮面」の抜けていた巻を。ついでに角川文庫「古典落語」の上方編を購入。頭の中はワッツタワーズの曲がループ状態。

1月7日
 譜面書きはあとひとつを残すのみ。去年からずっとだけどワッツ・タワーズの曲を何度も練習。夜リハなのだ。
 ほとんど寝ずに美容院へ行って、中村屋の旬の野菜カリー。井の頭線に乗り換えて吉祥寺。古本屋さんをながめて「詩の世界」ボブ・ディラン特集を買う。
 学生(レイプスや耳鼻)の頃からお世話になってる近藤さんのスタジオGOKでリハ。楽しい(照明のエリちゃんはおめでただそうで、びっくりしたなぁもう~、おめでとう)。ワッツはやっぱり71年のマザーズだよ。本番がすごく楽しみ。
 スタッフと飲みはじめたら止まらなくなって、結局、朝まで飲んでた。ビールで通すと後が楽。

1月6日
 朝になっても眠れないから譜面書き。昼夜逆転。今日は寝不足のまま過ごさないと明日からまずい。
 起きてすぐ、宇多田ヒカル『Heart Station』を聴きながら讃岐うどんを食いに行った。「くよくよしてちゃ敵が喜ぶ 男も女もタフじゃなきゃね 明るいニュース聞かせてあげる 笑う門には福来る」彼女は普遍的なでもちょっとおかしないい歌作るよ、ほんとに。
 冬でも冷たいうどんが好き。こめかみやあごにくる歯ごたえ。
 文具屋でわざわざかわいいうさぎの絵の鉛筆を一本買う。63円。邪鬼除けにはこういうのがよい。
BGM : The Mothers 『Fillmore East-June 1971』

1月5日
 たいへんな年末年始。ということで譜面書き。起きたら生きていますように。それくらいのストレスあり。
 ...生きてた。まぁ、どたばたは少しずつ落ち着いてきてる。そういえば日食っていつだった?昨日か。先月の月食と日食の間、ライヴの時以外まじ最悪だったぞ。落ちたなぁ。いやぁ、こんなに落ちたこと滅多にない。今回はそういう人多かったみたいだな。あとは基本、天王星と土星のしわざらしい。
 というわけで譜面書き。そこでふと、そういえば宇多田ヒカルが無期限休養だったことに気付いて、これはすごい大事件だと、今更ながらあせったり。まぁそんな余裕も出てきた。

1月2日
 10年近く前に買っておいた『てなもんや三度笠』DVDをようやく何本か観る。橋幸夫「若者の子守唄」を皆で合唱するシーンがいいなぁ。
 ケラ&ザ・シンセサイザーズ『Body and Song』も聴く。いい曲ばかり。名盤でしょう。特に「ニセモノ」「今はミイラ」「音楽」なんてめちゃくちゃやばい。
BGM : ケラ&ザ・シンセサイザーズ『Body and Song』

1月1日
 深夜にKappaをDL、新年初聴き。 
 雪に凍えそうな噺「鰍沢」を扇橋、馬生、圓生で聴き比べ。小三治が映画の中で聴いていたのはだれのテープかが急に気になってのこと。   
BGM : Kappa 『よろよろ feat.いとうせいこう』

Profile

直枝政広
カーネーションのバンマス

Archives

New Release


New Maxi Single 『ジェイソン』
2009.4.15 release


『宇宙の柳、たましいの下着』
直枝 政広


『HOPKINS CREEK』
直枝 政広