2月28日
LIVE CARNATIONにてカーネーション『95.8.31東京』が配信開始。テープ発見した時からいつか発表したいと思ってて、ようやく実現。
http://livecarnation.jp/
BGM : ジェームズ・テイラー『スイート・ベイビー・ジェイムス』
2月27日
和久井くんが言ってたワーナーの高音質LP盤を聴く。そういや昔から「音でかくてごりっとしてて近いなぁ」と思って聴いていた盤は大抵8000番台だったかも。ニール・ヤングの一枚目から『今宵その夜』まであたりとか?ライ・クーダー『紫の峡谷』とか...探索すると棚にあるわあるわ。昨日それ目的で買ったリトル・フィート『アメイジング!』(US盤しか持ってなかった)なんて最高の音質だった。いや、もちろんいいのもあればそうでもないのもあるが、ぼくはいい時代にロックを聴いていたんだなぁとつくづく。しばらくはその8000番台のレコードを聴くつもり。
上野で学生時代の仲間との集まり。
BGM : リトル・フィート『アメイジング!』
2月25日
国産のCD-R50枚入り購入。その足で前から入ってみたかったけど店構えがあまりに地味という理由だけでいままで敬遠してきたラーメン屋さんに入る。見た目はあまり色の濃くない昔っぽい中華そばだが、妙にうまい。これどこかで食べた記憶があるぞと思ったら、昔に海の家で食べたラーメンの味。ああいうところはチャーシューじゃなくてハムがのっかっていたものだが...。疲れている時においしいあのさっぱりしょっぱい風味だ。今や貴重だ。次はその隣にあったメニュー、辛いラーメンに挑戦してみたい。
鈴木慶一『ヘイト船長回顧録』を聴く。Keiichi×2はEQとノイズで聴き手を濡らし泣かせすぎる。オープンリールが記憶の境界を巻き取るスピード、からんからんと何かが音を立ててふいに止まって消える...そういった音楽のはじまりと終末が延々と描かれる。リールを裏返せば誕生や川の向こう岸へも繋がる仕掛けか。その軸となる情緒の束が全時代的なパースでアレンジに混ざり込むから、ところどころで物語が蠢く場面がものすごく怖い(例えばゲストの歌声が逆相で背後霊のようにうっすらと聴こえたり、長い幻想的なハーモニカ・ソロや結界の向こう側から聴こえてくるようなコーラスだったり)。そして2011年。水たまりに滲んだ油の虹と煙の空の下で、まさかこうして「Witchi-Tai-To」を取り上げる慶一さんをぼくは想像できなかったけど、ああ、これはハリウッド・サインの裏側へ通じる穴...。産業道路の果ての「いつかどこか」を知るために(D.リンチもやっぱりそこを覗いていたわけだけど)やっぱりここにも不思議な穴が開いている。空間は想像力の捩じれたおにぎりでもある。だからこの3部作は歩く予言書として書かれている。
BGM : 鈴木慶一『ヘイト船長回顧録』
2月24日
久しぶりに聴くランディ・ニューマンに沁みまくる。
おととし、オークションで購入したものの動かず壁に立てかけて放っておいたカセットMTRのTASCAM488をためしに起動してみたら動いて、音も出た。こういうことあるんだなぁ。スウィッチ類もしっかりしてるからまだいけるぞ。アーカイヴスを保存しておかなくちゃ。
BGM : Loudon Wainwright III 『High Wide & Handsome The Charlie Poole Project』
2月23日
まずは吉祥寺で本秀泰くんの展覧会を拝見。『Something/Anything?』の絵欲しいけどもちろん売約済み。フォルムの独自性と淀まない発色、世界に誇れる。
武蔵野文庫でカレー。チキンだけどチキンは意地でもよけて食う。入ってくる肉片はあきらめる。デリーのカシミール風味もあり、もう少し日本人向け。めっちゃくちゃ旨かった。
古本屋さんをざっと覗いて阿佐ヶ谷。ザッパ・イヴェントのリハ。
オファー時すでにぼくが歌う曲(「Bobby Brown」)が和久井くんの主観で決められていたんだけど、まぁ日本語詩をつけてなんとかしのげたか?キーをEからGに変更。
リハを終え、古本屋さんをのぞいて1冊買ってから「よるのひるね」にお邪魔してさっそく飲み始める。週末にみんとりさんがソノシートDJをやるお店。主人といろいろお話してて水木しげるの『ロケットマン』が昨年末に復刻されていたことを知り驚き、あせる。ミニコミ誌『黒のマガジン』2号を購入。足立さんが水木の裏を解明してる。
イヴェントはお話が脱線しつつも楽しかった(ぼくは出た時点で生ビール3杯は飲んでた)。ケラくんも浦沢さん(かなり酔っぱらってた?)もおもしろい。鈴木さえ子さんも飛び入りで熱弁。やはり相当音を研究してたんだなと知る。
我々の小松さんともはじめてお会いし、そのあとブラウンノーズ2号らと一緒に始発まで。相当寝不足だったので最後はバテた。
2月22日
朝まで作業して、そこから結構寝た。ここ何日かはよく寝る。今年に入って特に睡眠時間少なすぎるから取り返したい。
カレー蕎麦。コメント手直し送信。FZの歌詞を詰め。結構時間かかっちまったな。
2月21日
昨日から今月のLIVE CARNATION配信の準備、朝方に取り込み完了。たくさん寝てから音の調整と吐き出し。送信。注文してた『お嬢さん社長』 (VHS)が届く。とても安価だったので購入した。
ザッパの意訳詞も。しかし今日は耳使い過ぎ。
2月20日
足の痛みはひいた。混乱の一週間だったが曲作り週間。ただ、1月からずっと5時間以下だった睡眠だが、今日は長く眠れた。しかし鼻水もひどいし、疲労感もすごい。デフ・スクール公演行けない代わりに地味にWOWOWでやってた『Dr.パルナサスの鏡』を観る。これめちゃくちゃ好き。
BGM : Loudon Wainwright III 『Album III』
2月19日
曲のことを考えている。
夜中に成瀬巳喜男『銀座化粧』を観る。築地川がちゃんと川だったの頃の映画。東京オリンピック開催時に埋められ首都高速になったと...。つまりぼくの通った中央区立第一中学校(現、銀座中)はまさにそこ、あの川沿いだったのかぁと。映画でも観られるけれど、銀座は柳の似合う街なのだ。
BGM : V.A 『Jazz The World Forgot』Vol.1 Vol.2
2月17日
これは疲労だ(あたりまえか)。マッサージ。今日は何だ?足裏の真ん中が押すと痛かったりする。
曲作り。そして23日に歌うためのザッパ曲の翻訳というか意訳歌詞の修正(これキリがない)。頭が飽和したら映画がいいのだが、さすがに時間が深いのでブラウンノーズのレアトラック集『古酒』を。太くてサイケな音に地層を感じる。よくぞつけたなこのタイトル、OLD SAKEか...。愉快だ。
BGM : ブラウンノーズ『古酒』
2月15日
朝7時に雪かき。腰にきたね。
オーソン・ウェルズ『イッツ・オール・トゥルー』をVHSで見る。やらせ満載の未完成ドキュメンタリーも、濃い露出の海の光がめっぽう美しい。砂丘のシーンとかまるでSF映画だ。
BGM : NRQ(ニュー・レジデンシャル・クォーターズ) 『オールド・ゴースト・タウン』
2月14日
やはり相当寝た。沖縄かな?めちゃくちゃ高い(怖い)場所から海を望む絶景。そんな夢を見た。
夕方から雪。ブルース・コバーン『雪の世界』をLPで聴く。LPは音がいいよ、やっぱデジタルの数倍太い。
曲をどばっと書きためるのだ。
BGM :前野健太『ファックミー』
2月13日
打ち上げで何も食べられなかったのはなぜ?腹ぺこのままみんなと歩いて王将で餃子だけ食べて下北沢からタクシー。静岡の山本と同乗。彼を品川で降ろして、実家へ。20分ほど横になって、味噌汁飲んで喪服に着替えて品川駅からのぞみに乗る。構内コンビニで「たらもサラダパン」(これが絶品!)とお茶を買う。
横尾は乗っていたが「大田さん遅刻です」とのこと。一本遅れで合流とのこと。
のぞみで爆睡。京都で目覚め、パンを食べる。あっという間に大阪。
地下鉄で緑橋。奈良に寄ってから来た中上くんと合流。空は晴れているのに雪がちらつく。
斎場にて横井さんの告別式。お別れをする。知り合いとも顔をあわせるが、何も言えず。悲しみこらえるので精一杯。涙止まらず。
4人で心斎橋にて食事。
混み合う新大阪へ。また爆睡。あっという間に品川。
2月12日
5時間は寝ただろうか。
新代田FEVER『ホプキンス・クリークの逆襲』。やるのははじめてのライヴハウスだ。その裏の楽屋がめちゃくちゃ広くて環境が良く、絵画科のアトリエみたいだなと宮原と笑う。
音もとても安定しているし、ここすごくやりやすい。
ギター弦張っている時に2号が一生懸命音決めしてて、それがすんなりうまくいっていたので安心する。マーシャルいい音してた。リハは力まずにとても自然にすすみ、あっという間に本番を迎える。
みんなが楽しそうだからお客さんもノリが自然で、いい身体の揺れ、ウェイヴが生まれてた。
2部のブラウンノーズもソデで見る。かけあいが文句なし。カントリーやジャグの古くさくない解釈が見事。しかもパンクに聴こえる。すばらしい。
完全燃焼。
このライヴがあと100回続いてほしいと、心から思えた。
もちろん、今日も石井さんがマルチで収録をしていたので配信をする予定。
打ち上げ。鈴木慶一さんも見に来てくれていて、しかもゆっくり飲んでいってくれて感激した。
曽我部くんや前野健太くんも「あの最後、終わり方すごすぎ」と喜んでくれてうれしかった。前野くんは物販で『ホプキンス・クリーク』を買ってくれて、そこにサインした。「泣きました。おれ泣かないんですよ、人の見て泣く事ないんです。で、会場でこうやってCDとか絶対買わないんですけど」って。こっちが照れる。うれしいよとっても。
楽しく話せて、「腹減った~」って叫びながらみんなと寒い夜道をだらだら歩いていてもずっと笑いが続いた。
いいバンドだったなぁ。LOVE EXPERIENCE。また、遠くないところで、やりたいと思う。多分、他にめったにないからね、こういうフレキシブルな音楽性のバンド。
なんていい夜なんだろうと思った。
BGM : V.A.『That's What I Call Sweet Music』
2月11日
大阪のイヴェンター、GREENS横井さん逝去の知らせに驚く。なんで?おれよりもずっと若いのに。
何回か自分たち手打ちのライヴが続いていたので、昨年の秋にメールでやりとりしたのが最後だった。彼は日本コロムビアに移籍してからずっとカーネーションを担当してくれていた。ぼくの知らないことをとてもよく知っていて、おしゃれで気が利いて。意見は厳しいが基本、おっとりの優しい人で、一人でのキャンペーンの時などは夜通し一緒に遊び歩いてくれたものだ。
ぼくは独立する時、大阪に行って真っ先に彼に相談した。現実に対してはストレートに厳しい人で、サービスでうわついたことを言わなかった人だからだ。
ツアーの時は新大阪駅ホームに新幹線が着くとその車両のドアの前で必ず彼が出向かえてくれた。そこから「どうですか?どんな調子?」と一緒にホームを歩きながら改札に向かうのだ。その瞬間に彼の世界、大阪の風にスムースに引き込まれた。
夜、SMAの壇と電話。
導眠剤を飲んで眠る。
2月9日
頭と身体は休まってるかな?自分。
Frank Zappa『Hammersmith Odeon』がようやく届く。なるほど注文は昨年末だから、水星逆行中だった。
「豆屋」のコーヒー豆を買いに柏。キリマンジャロを今回は挽かずに400g。
タワレコでHousemartins『LONDON 0 HULL 4』Deluxe Editionを半額で購入。スーパーにて鉄火巻きとコロッケと野菜。
お麩と野菜の味噌汁作って簡単な夕食とする。
Facebookをいじる。
深夜に本くんとメール。彼はとても忙しそうだけど新代田に来てくれるみたいだ。週末は雪の予報。
BGM : Frank Zappa 『Hammersmith Odeon』
2月6日
朝10時起きも寝坊。
車に乗って吹田で食事。ブラウンノーズ2号は4人前(1号は3人前)の餃子をぺろり。ぼくらが残したチャーハンも食べてくれた。
交代で車運転。宮原もがんばってくれたしよく食べていた。もしかすると一番楽しんでたのは宮原かも?と思うほどいきいきしてた。
あとPOPさんは今回はじめてだったけれど気持ちの軸というか、いろんな好みのポイントがとても近くてみんなとすごく呼吸があってたし、気持ちがいちいち伝わるので音楽をやっていても遊んでいても楽しい。
すいすいと走って海老名SAで食事して分散。無事に東京。おつかれさま。
このバンド、あと土曜日の公演だけで終わるのはもったいないなぁ。
2月5日
前日19時からのリハ後ファミレスで食事をし、0時半頃に東京出発。足柄からがつんがつんに走り、浜名湖で揚げパンにソフトクリームのせたの食べて、四日市から大田くんにハンドル渡し、少し寝る。7時過ぎに大阪着、淀川河口に近いスーパー銭湯へ。朝風呂にみんなで入ってマッサージ機三昧。座敷で3時間くらい仮眠。心斎橋に移動し14時にインデアンカレー。
リハ終えたら安田さんが楽屋前のソファに座ってて「もったいなくて聴けないです」と笑ってた。
岡山からざっぱうさぎくんもカメラかついで来てくれた。
開演BGMはR.クラム所蔵の1920年代のSP盤を編纂した『That's What I Call Sweet Music』。これを聴きながら10年前ぼくは当時ブラウンノーズの家へ行ったのだ。「これがかかっているととても気分がリラックスします」とブラウンノーズ2号。
3部構成で2時間45分。このバンドはそれぞれが責任を持って壮絶にへらへらと演奏している。そこが強い。わざわざこの日に期待して来てくれた幸運な人たちに10年分のありがとうを贈る。
物販はブラウンノーズのCDRが飛ぶように売れた。彼らの新譜が出る時にはまたライヴやりたいな。こちらも売れ行きは想像通り。
安田さんにこのあいだ連れて行ってもらった店で羊肉。案の定、メンバー全員喜んでくれた。ブラウンノーズ1号の持ち込んだ酒(「而今」じこん)が恐ろしくうまい。店の主人も感動し、アサリの炒め物をサービスしてくれた。
この日はうどんでシメ。安田さんも朝までつきあってくださって面白い話を。
じつに濃密な楽しみに溢れた日だった。
2月1日
13時に薬膳カレー。これで力もつくだろう。
皮膚科にて薬(アレグラ)をもらう。
今日は宮原とツアー・ポスターのやりとりを猛スピードで。そして入稿。
ドミューンの「ドント・パス・ミー・バイ」のカオスに続いてエジプト100万人デモの映像にも呑まれる。変革は全方位で。
BGM : Lou Barlow 『Emoh』
LIVE CARNATIONにてカーネーション『95.8.31東京』が配信開始。テープ発見した時からいつか発表したいと思ってて、ようやく実現。
http://livecarnation.jp/
BGM : ジェームズ・テイラー『スイート・ベイビー・ジェイムス』
2月27日
和久井くんが言ってたワーナーの高音質LP盤を聴く。そういや昔から「音でかくてごりっとしてて近いなぁ」と思って聴いていた盤は大抵8000番台だったかも。ニール・ヤングの一枚目から『今宵その夜』まであたりとか?ライ・クーダー『紫の峡谷』とか...探索すると棚にあるわあるわ。昨日それ目的で買ったリトル・フィート『アメイジング!』(US盤しか持ってなかった)なんて最高の音質だった。いや、もちろんいいのもあればそうでもないのもあるが、ぼくはいい時代にロックを聴いていたんだなぁとつくづく。しばらくはその8000番台のレコードを聴くつもり。
上野で学生時代の仲間との集まり。
BGM : リトル・フィート『アメイジング!』
2月25日
国産のCD-R50枚入り購入。その足で前から入ってみたかったけど店構えがあまりに地味という理由だけでいままで敬遠してきたラーメン屋さんに入る。見た目はあまり色の濃くない昔っぽい中華そばだが、妙にうまい。これどこかで食べた記憶があるぞと思ったら、昔に海の家で食べたラーメンの味。ああいうところはチャーシューじゃなくてハムがのっかっていたものだが...。疲れている時においしいあのさっぱりしょっぱい風味だ。今や貴重だ。次はその隣にあったメニュー、辛いラーメンに挑戦してみたい。
鈴木慶一『ヘイト船長回顧録』を聴く。Keiichi×2はEQとノイズで聴き手を濡らし泣かせすぎる。オープンリールが記憶の境界を巻き取るスピード、からんからんと何かが音を立ててふいに止まって消える...そういった音楽のはじまりと終末が延々と描かれる。リールを裏返せば誕生や川の向こう岸へも繋がる仕掛けか。その軸となる情緒の束が全時代的なパースでアレンジに混ざり込むから、ところどころで物語が蠢く場面がものすごく怖い(例えばゲストの歌声が逆相で背後霊のようにうっすらと聴こえたり、長い幻想的なハーモニカ・ソロや結界の向こう側から聴こえてくるようなコーラスだったり)。そして2011年。水たまりに滲んだ油の虹と煙の空の下で、まさかこうして「Witchi-Tai-To」を取り上げる慶一さんをぼくは想像できなかったけど、ああ、これはハリウッド・サインの裏側へ通じる穴...。産業道路の果ての「いつかどこか」を知るために(D.リンチもやっぱりそこを覗いていたわけだけど)やっぱりここにも不思議な穴が開いている。空間は想像力の捩じれたおにぎりでもある。だからこの3部作は歩く予言書として書かれている。
BGM : 鈴木慶一『ヘイト船長回顧録』
2月24日
久しぶりに聴くランディ・ニューマンに沁みまくる。
おととし、オークションで購入したものの動かず壁に立てかけて放っておいたカセットMTRのTASCAM488をためしに起動してみたら動いて、音も出た。こういうことあるんだなぁ。スウィッチ類もしっかりしてるからまだいけるぞ。アーカイヴスを保存しておかなくちゃ。
BGM : Loudon Wainwright III 『High Wide & Handsome The Charlie Poole Project』
2月23日
まずは吉祥寺で本秀泰くんの展覧会を拝見。『Something/Anything?』の絵欲しいけどもちろん売約済み。フォルムの独自性と淀まない発色、世界に誇れる。
武蔵野文庫でカレー。チキンだけどチキンは意地でもよけて食う。入ってくる肉片はあきらめる。デリーのカシミール風味もあり、もう少し日本人向け。めっちゃくちゃ旨かった。
古本屋さんをざっと覗いて阿佐ヶ谷。ザッパ・イヴェントのリハ。
オファー時すでにぼくが歌う曲(「Bobby Brown」)が和久井くんの主観で決められていたんだけど、まぁ日本語詩をつけてなんとかしのげたか?キーをEからGに変更。
リハを終え、古本屋さんをのぞいて1冊買ってから「よるのひるね」にお邪魔してさっそく飲み始める。週末にみんとりさんがソノシートDJをやるお店。主人といろいろお話してて水木しげるの『ロケットマン』が昨年末に復刻されていたことを知り驚き、あせる。ミニコミ誌『黒のマガジン』2号を購入。足立さんが水木の裏を解明してる。
イヴェントはお話が脱線しつつも楽しかった(ぼくは出た時点で生ビール3杯は飲んでた)。ケラくんも浦沢さん(かなり酔っぱらってた?)もおもしろい。鈴木さえ子さんも飛び入りで熱弁。やはり相当音を研究してたんだなと知る。
我々の小松さんともはじめてお会いし、そのあとブラウンノーズ2号らと一緒に始発まで。相当寝不足だったので最後はバテた。
2月22日
朝まで作業して、そこから結構寝た。ここ何日かはよく寝る。今年に入って特に睡眠時間少なすぎるから取り返したい。
カレー蕎麦。コメント手直し送信。FZの歌詞を詰め。結構時間かかっちまったな。
2月21日
昨日から今月のLIVE CARNATION配信の準備、朝方に取り込み完了。たくさん寝てから音の調整と吐き出し。送信。注文してた『お嬢さん社長』 (VHS)が届く。とても安価だったので購入した。
ザッパの意訳詞も。しかし今日は耳使い過ぎ。
2月20日
足の痛みはひいた。混乱の一週間だったが曲作り週間。ただ、1月からずっと5時間以下だった睡眠だが、今日は長く眠れた。しかし鼻水もひどいし、疲労感もすごい。デフ・スクール公演行けない代わりに地味にWOWOWでやってた『Dr.パルナサスの鏡』を観る。これめちゃくちゃ好き。
BGM : Loudon Wainwright III 『Album III』
2月19日
曲のことを考えている。
夜中に成瀬巳喜男『銀座化粧』を観る。築地川がちゃんと川だったの頃の映画。東京オリンピック開催時に埋められ首都高速になったと...。つまりぼくの通った中央区立第一中学校(現、銀座中)はまさにそこ、あの川沿いだったのかぁと。映画でも観られるけれど、銀座は柳の似合う街なのだ。
BGM : V.A 『Jazz The World Forgot』Vol.1 Vol.2
2月17日
これは疲労だ(あたりまえか)。マッサージ。今日は何だ?足裏の真ん中が押すと痛かったりする。
曲作り。そして23日に歌うためのザッパ曲の翻訳というか意訳歌詞の修正(これキリがない)。頭が飽和したら映画がいいのだが、さすがに時間が深いのでブラウンノーズのレアトラック集『古酒』を。太くてサイケな音に地層を感じる。よくぞつけたなこのタイトル、OLD SAKEか...。愉快だ。
BGM : ブラウンノーズ『古酒』
2月15日
朝7時に雪かき。腰にきたね。
オーソン・ウェルズ『イッツ・オール・トゥルー』をVHSで見る。やらせ満載の未完成ドキュメンタリーも、濃い露出の海の光がめっぽう美しい。砂丘のシーンとかまるでSF映画だ。
BGM : NRQ(ニュー・レジデンシャル・クォーターズ) 『オールド・ゴースト・タウン』
2月14日
やはり相当寝た。沖縄かな?めちゃくちゃ高い(怖い)場所から海を望む絶景。そんな夢を見た。
夕方から雪。ブルース・コバーン『雪の世界』をLPで聴く。LPは音がいいよ、やっぱデジタルの数倍太い。
曲をどばっと書きためるのだ。
BGM :前野健太『ファックミー』
2月13日
打ち上げで何も食べられなかったのはなぜ?腹ぺこのままみんなと歩いて王将で餃子だけ食べて下北沢からタクシー。静岡の山本と同乗。彼を品川で降ろして、実家へ。20分ほど横になって、味噌汁飲んで喪服に着替えて品川駅からのぞみに乗る。構内コンビニで「たらもサラダパン」(これが絶品!)とお茶を買う。
横尾は乗っていたが「大田さん遅刻です」とのこと。一本遅れで合流とのこと。
のぞみで爆睡。京都で目覚め、パンを食べる。あっという間に大阪。
地下鉄で緑橋。奈良に寄ってから来た中上くんと合流。空は晴れているのに雪がちらつく。
斎場にて横井さんの告別式。お別れをする。知り合いとも顔をあわせるが、何も言えず。悲しみこらえるので精一杯。涙止まらず。
4人で心斎橋にて食事。
混み合う新大阪へ。また爆睡。あっという間に品川。
2月12日
5時間は寝ただろうか。
新代田FEVER『ホプキンス・クリークの逆襲』。やるのははじめてのライヴハウスだ。その裏の楽屋がめちゃくちゃ広くて環境が良く、絵画科のアトリエみたいだなと宮原と笑う。
音もとても安定しているし、ここすごくやりやすい。
ギター弦張っている時に2号が一生懸命音決めしてて、それがすんなりうまくいっていたので安心する。マーシャルいい音してた。リハは力まずにとても自然にすすみ、あっという間に本番を迎える。
みんなが楽しそうだからお客さんもノリが自然で、いい身体の揺れ、ウェイヴが生まれてた。
2部のブラウンノーズもソデで見る。かけあいが文句なし。カントリーやジャグの古くさくない解釈が見事。しかもパンクに聴こえる。すばらしい。
完全燃焼。
このライヴがあと100回続いてほしいと、心から思えた。
もちろん、今日も石井さんがマルチで収録をしていたので配信をする予定。
打ち上げ。鈴木慶一さんも見に来てくれていて、しかもゆっくり飲んでいってくれて感激した。
曽我部くんや前野健太くんも「あの最後、終わり方すごすぎ」と喜んでくれてうれしかった。前野くんは物販で『ホプキンス・クリーク』を買ってくれて、そこにサインした。「泣きました。おれ泣かないんですよ、人の見て泣く事ないんです。で、会場でこうやってCDとか絶対買わないんですけど」って。こっちが照れる。うれしいよとっても。
楽しく話せて、「腹減った~」って叫びながらみんなと寒い夜道をだらだら歩いていてもずっと笑いが続いた。
いいバンドだったなぁ。LOVE EXPERIENCE。また、遠くないところで、やりたいと思う。多分、他にめったにないからね、こういうフレキシブルな音楽性のバンド。
なんていい夜なんだろうと思った。
BGM : V.A.『That's What I Call Sweet Music』
2月11日
大阪のイヴェンター、GREENS横井さん逝去の知らせに驚く。なんで?おれよりもずっと若いのに。
何回か自分たち手打ちのライヴが続いていたので、昨年の秋にメールでやりとりしたのが最後だった。彼は日本コロムビアに移籍してからずっとカーネーションを担当してくれていた。ぼくの知らないことをとてもよく知っていて、おしゃれで気が利いて。意見は厳しいが基本、おっとりの優しい人で、一人でのキャンペーンの時などは夜通し一緒に遊び歩いてくれたものだ。
ぼくは独立する時、大阪に行って真っ先に彼に相談した。現実に対してはストレートに厳しい人で、サービスでうわついたことを言わなかった人だからだ。
ツアーの時は新大阪駅ホームに新幹線が着くとその車両のドアの前で必ず彼が出向かえてくれた。そこから「どうですか?どんな調子?」と一緒にホームを歩きながら改札に向かうのだ。その瞬間に彼の世界、大阪の風にスムースに引き込まれた。
夜、SMAの壇と電話。
導眠剤を飲んで眠る。
2月9日
頭と身体は休まってるかな?自分。
Frank Zappa『Hammersmith Odeon』がようやく届く。なるほど注文は昨年末だから、水星逆行中だった。
「豆屋」のコーヒー豆を買いに柏。キリマンジャロを今回は挽かずに400g。
タワレコでHousemartins『LONDON 0 HULL 4』Deluxe Editionを半額で購入。スーパーにて鉄火巻きとコロッケと野菜。
お麩と野菜の味噌汁作って簡単な夕食とする。
Facebookをいじる。
深夜に本くんとメール。彼はとても忙しそうだけど新代田に来てくれるみたいだ。週末は雪の予報。
BGM : Frank Zappa 『Hammersmith Odeon』
2月6日
朝10時起きも寝坊。
車に乗って吹田で食事。ブラウンノーズ2号は4人前(1号は3人前)の餃子をぺろり。ぼくらが残したチャーハンも食べてくれた。
交代で車運転。宮原もがんばってくれたしよく食べていた。もしかすると一番楽しんでたのは宮原かも?と思うほどいきいきしてた。
あとPOPさんは今回はじめてだったけれど気持ちの軸というか、いろんな好みのポイントがとても近くてみんなとすごく呼吸があってたし、気持ちがいちいち伝わるので音楽をやっていても遊んでいても楽しい。
すいすいと走って海老名SAで食事して分散。無事に東京。おつかれさま。
このバンド、あと土曜日の公演だけで終わるのはもったいないなぁ。
2月5日
前日19時からのリハ後ファミレスで食事をし、0時半頃に東京出発。足柄からがつんがつんに走り、浜名湖で揚げパンにソフトクリームのせたの食べて、四日市から大田くんにハンドル渡し、少し寝る。7時過ぎに大阪着、淀川河口に近いスーパー銭湯へ。朝風呂にみんなで入ってマッサージ機三昧。座敷で3時間くらい仮眠。心斎橋に移動し14時にインデアンカレー。
リハ終えたら安田さんが楽屋前のソファに座ってて「もったいなくて聴けないです」と笑ってた。
岡山からざっぱうさぎくんもカメラかついで来てくれた。
開演BGMはR.クラム所蔵の1920年代のSP盤を編纂した『That's What I Call Sweet Music』。これを聴きながら10年前ぼくは当時ブラウンノーズの家へ行ったのだ。「これがかかっているととても気分がリラックスします」とブラウンノーズ2号。
3部構成で2時間45分。このバンドはそれぞれが責任を持って壮絶にへらへらと演奏している。そこが強い。わざわざこの日に期待して来てくれた幸運な人たちに10年分のありがとうを贈る。
物販はブラウンノーズのCDRが飛ぶように売れた。彼らの新譜が出る時にはまたライヴやりたいな。こちらも売れ行きは想像通り。
安田さんにこのあいだ連れて行ってもらった店で羊肉。案の定、メンバー全員喜んでくれた。ブラウンノーズ1号の持ち込んだ酒(「而今」じこん)が恐ろしくうまい。店の主人も感動し、アサリの炒め物をサービスしてくれた。
この日はうどんでシメ。安田さんも朝までつきあってくださって面白い話を。
じつに濃密な楽しみに溢れた日だった。
2月1日
13時に薬膳カレー。これで力もつくだろう。
皮膚科にて薬(アレグラ)をもらう。
今日は宮原とツアー・ポスターのやりとりを猛スピードで。そして入稿。
ドミューンの「ドント・パス・ミー・バイ」のカオスに続いてエジプト100万人デモの映像にも呑まれる。変革は全方位で。
BGM : Lou Barlow 『Emoh』