2009年10月アーカイブ

ナオエのドンキー日記 2009 10月 #1

 ごぶさたしました。そしてお待たせしました、3年ぶり新作『Velvet Velvet』はついに完成!感無量です。あえて語りません。ひたすらお楽しみに。そしてコロムビアの再発7枚もびっくり仰天な濃密な内容(音質もなにもかもが別物)なので、お買いのがしのないよう。
 では、27日の新宿ロフト『Drive To 2010』で会おう!



10月25日
 のんびりするってのはいいなぁ。何もしないってのはいいなぁ。音楽聴くのって楽しいなぁ...。というわけで試写会で泣き濡れた(今、公開中の)映画(自分がロックを好きかなのかどうかはこれを観れば1発でわかる)『パイレーツ・ロック』のサントラを聴く。Duffyの歌う「Stay With Me Baby」最高!『Velvet Velvet』のジャケ・デザインをぐりぐりとやりとり。

10月23日
 品川の小さな部屋でごろごろ。開放感からちょこちょこ寝た。現場に立ち会えなかった原口くんに仕上がったCDの音源を送ると「このマスタリング、相当すごいですよ」と興奮気味のメール。寝転がってiPodで2度。そして車の中で2度廻し。やばいぞ~このアルバム。
 夕方、店まで母親を迎えに行き、絶品のアイスコーヒーを飲ませてもらい、刺身を買って帰り、飯。あとは何もしない。残っていた圓生「真景累ヶ淵」も聴き終える。「聖天山」で尻切れ終了。圓生にこの続きはないが、じつに後をひくので円朝の本を買おうと思う。
 しかしまぁ、時間が滝のように流れてゆく。ライヴは来週すぐだし、取材等も続く。休める時に休まないと。少し物作りのシステムから離れる必要がある。とはいえ急遽、特典映像の確認DVD-Rを受け取るために夜中の千葉シティでヤマジュンと会う。流れで恒例のドンキー。どうせ行ったって何もないのはわかっているが、24時間営業のリサイクル屋に飛び込み、グレン・キャンベルのLPを購入。ビール買うの忘れた。地道に読み続けている『レコーディング・スタジオの伝説―20世紀の名曲が生まれた場所 』(P‐Vine BOOKs)はもう終りに近い。

10月22日 "アルバム『Velvet Velvet』完成"
 夜通しチェック。朝7時に品川に移動。まだまだMixファイルの確認、修正は終わらない。30分ほど寝てから14時にクラウン・スタジオ到着。途中、自宅待機の原口くんとファイルのやりとりもありつつ、マスタリングは19時前に無事終了。クラウン間部さんには今回お世話になりっぱなし。ロビーで各社スタッフと打ち合せ。P-Vine井上さんからフレディの涙なしでは聴けないCD『関西空港』とそのいなせなポスターをいただく。Cosmic Seaチームは渋谷で打ち上げ。韓国料理屋で大量の豚肉。食いきれず。電車乗り過ごしつつ帰宅。アルバムを何度か聴き直し、ぐっすり眠る。

10月21日
 何も考えずに眠った。そして今日もMixの確認、修正の日。これが山場。

10月20日
 根詰めて朝、アルバムすべての歌入れを終える、これでおれ完パケ。朝のKIRIN FREE。しかしものすごい数ヶ月だった。午後、レコミュニの記者会見に出る。スーパーに寄って少し買物。夜8時すぎに車でユルズ来訪。歌入れ。ふたりしてFREEぐびぐび飲みまくり。買っておいた寿司を少しつまんだり、届いたミックスを聴いたりしつつ。ついにアルバム『Velvet Velvet』の音が完パケ。ノンアルコールで乾杯。夜中に帰っていった。星がすげぇきれいな夜。こんな開放感。久しぶりだ。
 新作アルバムとリマスター再発その内容の詳細が発表された。

10月17日
 それにしてもなんというニュースだ...。今年は何かというとリハでゆるずと「帰って来たヨッパライ」を歌っていたし(中原さんにすごくウケるので)。そんなわけで今日は神妙な面持ちで歌い直しを含め2曲の歌入れを終える(途中、蕎麦屋ですき焼きうどん食べたり、TV「フルタの方程式」を観つつも)。あと残りは2曲と若干のコーラス。風呂上がりの朝ビール。圓生「真景累ヶ淵」とともにハマっている『レコーディング・スタジオの伝説―20世紀の名曲が生まれた場所 』(P‐Vine BOOKs)はシグマまで到達。さて少し寝る。

10月16日
 鼻水とくしゃみ凄し。こんな時に絶妙なタイミング...。何ヶ月かに一回ある。一気にティッシュの箱は使い切る。しかたがないので歌詞の手直しに時間をかける。言葉がなかなか乗らず、約1年悩んだ大変な曲だったがようやく仕上がる。腹にホカロン貼って練習のつもりでホーム・デモに歌。時間をかけた作詞作業はこれですべて終了。ゆるずに送信。

10月15日
 PVの撮影で青山スタジオ。深夜品川で歌詞をいったんつめてから高速にのる。

10月14日
 美容院。撮影等、何かあるごとに来る。この髪の毛はほんとやっかいである。しかしサロンで頭をさわってもらうと疲れはとれる。渋谷に出たら大雨。少し様子をみようと思い、東横のれん街で親父に甘味のおみやげを買う。打ち合せをかねて軽く飲む。ずっと作詞のことを考える。

10月12日
 起きてすぐ、ゆうべとは違う曲の歌詞(仮状態だったもの)にとりかかって都合6時間で仕上げる。息抜きにスーパーのお花屋さんにゆく。今日は奮発して500円の超乙女な花束にした。おれは花に助けられている。作業をしている時は頭からとてつもない邪気が出ているはずで、それはそばで枯れてゆく花を見ればわかる。
 たまった歌詞3曲をホーム・デモの中で歌い、確認、修正。これで歌詞は1曲を残すのみ。

10月11日
 ほんと何も考えずに寝ている時が一番幸せ。マジできつい。修理に出していたTASCAM488が戻ってきた。交換部品はCDなみの値段だが、技術料はたいしたものだ。本棚でサリンジャーの文庫が目にとまったので昭和っぽくポッケに入れてとんかつ屋。カウンターで後味の悪い「バナナフィッシュに最適な日」を読み終えた瞬間「おまちどうさま~」とロースカツ定食。よく噛んで食うよ、おれは。今日は喉を休め(昨日の使い過ぎはあんまりだ)、歌詞に挑戦もどうしてもできない1曲がある。

10月10日
 思いたってボウリング場に飛び込む。ひとりボウリングは投げ続けるのみ。待ちもないからけっこうきついが2ゲーム投げた。点数はぼろぼろだったが軽く汗をかけたので疲労感は逆にとれた。精算カウンターで福引きをしたら景品はタオルだった。そしてアルバムのメインをはる曲の歌い直し。こんなにシンプルなのにこれほど難しい曲もない。試練だ。このほんの何行かの歌詞を書くのに何ヶ月かかったのかとか、いつまでこのキーの高い曲に向き合わされるのかを考えたらぞくっとした。怖かった。しかし集中。10時間以上休みなく歌い続けて完成。吉田拓郎的に朝までライヴも可能と思った次第。朝の9時に缶ビールかっくらって寝る。

10月9日
 新譜の初回限定盤につくDVDは内容豊富。そのうちのヤマジュン監督によるレコーディング・メイキング映像の仮編を観る。静かだ。スタジオに流れる音、ヘッドフォンの外側の静寂。サウンド・オブ・サイレンスとでもいうか。「あの曲」のプリプロ映像も貴重だろう。さて今日も孤独な歌入れ。

10月8日
 台風一過の晴れ。空が異様に美しい。外環飛ばしてアー写第2弾の撮影。借りたお店でそれぞれがビールとかピザとか焼うどん。おれはウーロン茶。ここにノンアルコール・ビールが置いてあればいいのになぁと思った。たとえスーパーより200円高くても飲むよおれは。そこで、KIRINの「FREE」あれ最高だという話で盛り上がる。車の時の食事でも作業中でもストレス解消になるし、時間がとぎれずにすむから。プロの飲み人デザイナーのKくんによると「FREE」のビール割りがうまいという。わかるようなわからないような。で、すぐにとんぼ返り。圓生「真景累ヶ淵」の続き。怖い。おもしろい。この噺はまだまだ続く。作業。作詞。

10月7日
 歌入れ。スーパーのパン棚がからっぽ。台風が来るとなるとパンが売れるのか。

10月6日
 必死に作詞をあげる。休憩時には『レコーディング・スタジオの伝説―20世紀の名曲が生まれた場所 』(P‐Vine BOOKs)を読んでいるのだが、夢の中にまでそこに書かれた音楽が蘇るほど面白い。 今日は寝起きにSTAXが聴きたくてたまらなくなった。修理に出していた488の見積もり書が届く。

10月5日
 コロムビア再発第1期のボーナス・トラックス(そのDisc-2の内容も濃密。ものすごいことになっている)のマスタリングも近い。ふと、カセット・テープが詰まった段ボールをごそごそやったら「Garden City Life」の初期488マスターが出て来たので急遽そのミックスを仕上げて送信する。去年はもろもろのゴタゴタで25周年を祝えなかったので今年はまるでそのリヴェンジのよう。とはいえ大変。耳鼻咽喉科BOXや新作を含め、特にこの夏からは合計9タイトルのCD・DVD制作作業を年末に向け一度にやっていることになるわけだから...。今夜も作詞の詰め。

10月4日
 楽しい時間はあっと言う間に過ぎる。純喫茶でトースト。セール中のフレッシュエアーで昔に手放して後悔していたウェス・モンゴメリー『Willow Weep For Me』とクリフ・リチャード(懐かしい東芝BEST20シリーズ)のLP購入。思い立って小樽を目指す。お得な一日乗車券を買う。ふと気がつくと車窓間際に海。あんなに海に近いところを走る列車に乗ったことはないので感動。水平線が果てしない。昭和感漂うホームには石原裕次郎の歌が流れる。地理は調べずに来た。先に高い水平線が見える駅前通りをまっすぐに歩く。はじめて来たけれど、とても美しい町だ。運河沿いを歩き、那須さんがメールで教えてくれた天丼屋さんに行くと準備中だったので、お寿司屋さんでウニとイクラの丼を食す。追加でイカとサーモンを握りで。ビール。キャンドル工房に寄ったり昭和8年からやっているという「光」という超渋い純喫茶に行く。急ぎで列車に飛び乗り新千歳空港。おみやげ購入。飛行機はまたもや1時間ほどの遅れ。この3日間、きれいな空気のせいか食欲が上がってしまったが、とてもいい旅だった。羽田に着く頃にはハードな残務の現実と湿気がぐわーっと押し寄せてきた。

10月3日
 晴れ。さわやかな最高の気候。喫茶店でトースト。North Waveでコメント収録。ビクターの高田くんに大通り公園で開催中のオータム・フェスに連れて行ってもらい食事。北海道中のたくさんのお店が並び、賑やかだ。さすがに札幌はビールのキレが違う。じゃがいも、とうもろこし、主義としてラーメンは避けて富良野のカツカレー(鹿肉のカツ)を食す。久しぶりのカスタネットで那須さんとお会いし、ガチャガチャをやったり、Tシャツも購入。その後、ジンギスカンで合流しわいわいと会食。白マトン、赤ラム、特上ラムを食いまくった。居酒屋さんに移動し、ビールでつなぎ、パフェ屋さんで塩キャラメルのジェラートのパフェ。ベッコウ飴の飾りが気に入った。

10月2日
 2時間睡眠。飛行機は1時間以上の遅れ。機内では圓生「真景累ヶ淵」の続きを聴く。札幌はあいにくの冷たい雨。佐藤水産のおにぎりを買って地下鉄で琴似。かなりの降りとなり、クラークスのデザートブーツがゴワゴワになった。開演前におにぎり、そして照井くんが買ってきたできたてのチーズパンだのをちょこちょこと食す。
 さて、イヴェント。センス抜群のファンキーなアコースティック感を持ち、そのハッピーな歌心も強烈なウェッジソール、天性の良い声とトラッドっぽい渋い音楽性も垣間見せるOLD、壮大、かつ浮遊感も極上に気持ちいいsleepy.abの素晴らしいステージを拝見。それぞれに個性的な演奏のコクとアイデアが充満。今日は札幌に拠点を置くようになったエンジニアの植松くん(『Parakeet & Ghost』と『Love Sculpture』担当)が手がけたバンドばかりが集まったことになる。彼も来ていて、にこにこ顔で楽しんでいた。2年ぶりの札幌となるカーネーションは3番手に登場し8曲。「幻想列車」や「Angel」のような大きい響きの曲が札幌の空気にあうとやりながら思った。終演後にキレのよいビールとちくわパンと白鯛焼き半分。会場打ち上げで皆さんと楽しく交流。みんな人柄もすばらしい。一旦ホテルに戻り、ぞろぞろと飲みに繰り出す(中原さんは札幌グルメを満喫すべくひとりで回転寿司を食べにいった)。松竹谷さんの店「バイーア」。おれは一口飲んだら疲れで気絶。記憶がない。

10月1日
 Home Demoのリミックス(第1期分)をようやく完成させ、圓生「真景累ヶ淵」を聴きながら品川に移動。各種ファイル送信後、朝5時にようやく寝る。

ナオエのドンキー日記 2009 9月 #2

9月30日
 マッサージそして新たに作詞を仕上げる。すかさずコロムビア再発用のHome Demoのリミックス作業の続き。歌とベーシックのタイミング合わせ等が必要なマスター・テープもあり、なかなかにハード・ワーク。

9月29日
 札幌イヴェントに向けリハ。アー写撮影。デザイナーK氏とジャケットの打ち合せ。

9月27日
 作詞と歌入れを終え、お昼前にファイル送信。寝ずに美容院。気合いを込めて大きなハンバーガーを食す。夜、暗いうちに爆睡。

9月26日
 マッサージの帰りにはじめて寄ったリサイクル屋で深町純『サージェント・ペパーズ』のLP(見本盤)を200円で掘り出す。店員はトルコ系か。

9月23日
 吉祥寺マンダラ2で図書館のCD発売記念ライヴを拝見する。心のこもった素晴らしい演奏で、こちらはのんびりとビールをいただきつつ、古典の風格がありつつもどこかシュールな、そんな風景画を観ているような気分になった。大好きだ。宮崎貴士くんとはじめてお会いし、それもいきなりビートルズの話となる。

9月22日
 マッサージ後に渋谷のクラウンでカーネーションのリマスター。毎度、六本木通り沿いの上り坂はなかなかしびれる。今日は『Love Sculpture』『Wacky Packages』。元々、音質がこもり気味だったワッキーなどもすっかり極上のヌケの良い音質に激変。リズムの切れがますます強力に。今日で2009年度リマスター(本編)作業は終了。別物と思えるすばらしいシリーズだ。スタジオで某打ち合せ。高橋健太郎氏と久しぶりにお話。飯屋で適度にとんかつ食って電車で気絶。

9月21日
 手持ちのTASCAM488は故障、さらにオークションで買い直した中古品も不良(修理に出す)ゆえ、今回は友人宮原清くんの愛機をお借りした。カセットはやっぱり最高の音がする。リマスター盤用にHome Demoをリミックスしたり、新曲の歌入れも終える。

9月20日
 人づてに聞いたんだけど、先日のレコーディング時、ソウル・フラワー・ユニオンの奥野くんにライヴ盤『Live at TOKYO KINEMA CLUB』をプレゼントしたところ、ヘビロ中だという。「ロック」が何たるかをわかってる奴はいるんだな。あれはファン向けの地下リリースだし一般的な評価がないだけに、こうやって伝わる話は特にうれしい。
 おじいさんが居眠りしているリサイクル屋でVHSを格安で何本か。小津『浮草物語』や長門勇主演の『駆逐艦雪風』など。

9月19日
 夜中に柏のファミレスで耳鼻のギタリスト秋山と会う。おれは彼がデザインした靴を何足か愛用している。修理で預けていた靴が一年以上たって戻ってきた。もうひとつ素晴らしいブーツをいただく。

9月16~17日
 バンブルビーから出る狩野幸子のデヴュー盤『Skyline77』(Prd:上田健司)が届く。これはデヴュー盤にして5枚組(しかも3.000円)!という夢のような最高のポップ作品。いい曲ばかりの77曲!心あるリスナーたちに絶対におすすめ。聴け!
 さて、コロムビア期再発アルバムのマスタリング。今回は『a Beautiful Day』『Girl Friend Army』『booby』『Parakeet & Ghost』。どれもが音の抜けも立体感もバランスも数倍魅力的にマジカルに生まれ変わった。聴こえなかったものが聴こえてくる。2009年リマスター・シリーズは「別物」と言っておこう。11日分に書いたとおり『a Beautiful Day』はスタッフ以外、誰も聴いたことのなかった迫力あるオリジナル・アナログ・マスターを使用。面白くてまいった。いいアルバムだ。とにかく今回のシリーズは発売後初のリマスター盤。さすがのおれも逐一その音の違いに度肝抜かれたのだった。P-Vineの井上さんから『レコーディング・スタジオの伝説―20世紀の名曲が生まれた場所』をいただいた。我慢できずにさっそく読み始める。
 そういえば初日は渋谷警察署前の報道陣と人だかりに驚いたが、翌日は夜空にたくさんのヘリが飛んだ。物騒だな、何だ?と思ったらあれだったか...。

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9月15日
 いくら土星の試練だの水星逆行だの言っても、こんなに重いプレッシャーも珍しい。さすがのおれも、この何年か続いたまるで分厚い絨毯の下敷きになったかのような重圧に耐えきれなくなっている。もはや人としても限界なので思い立って40年ぶりに千倉へ息抜きに行く。たくさん海岸を歩いたら不思議と頭痛はどこかへ消えた。夕方に御飯処に飛び込み、刺身定食。アジが絶品だった。懐かしい思い出の場所へ戻ることもまさに逆行中ならではというわけだ。耳鼻のイヴェントもその旅の前ぶれであった。

9月14日
 ライヴ後は偏頭痛に大いに悩まされた。鎮痛剤飲んで13日から計23時間は寝たはず。さすがに楽になった。古着屋で気に入ったジャスト・サイズのレザー・ジャケットと帽子を購入。好きな買い物をするだけで疲れがとれることもある。マッサージ。お決まりの冷し豚しゃぶおろしうどんを食って、夜は千葉シティ。いとこのヤマジュンと恒例のドンキー散歩。中古CD4枚を拾っただけだが、ぱんぱんの頭は半分くらいからっぽになった。ドンキーでハンバーグを奢る。簡単な一人旅を脳内で計画。そのためにもiTunesに50歳記念に買ったディラン『フリーホイーリン』(Blu-Spec)をぶちこむ。ビートルズのボックスはまだ開けない。

9月12日
 7時間は寝る。雨模様だったが意地で傘は持たない。恵比寿リキッド・ルーム『Eternal September』。開場BGMは何故か70年代ディスコ。今日もエンジニアは宗くんチームで照明は馬場さん。確かに疲れはある。肩凝りで左の歯が浮き気味にて楽屋弁当はあまり食えず、代わりにチーズケーキを胃に。オワリカラのメンバーとSMA冨永くん来訪、しばし話し込む。冨永くん曰く「今日はこれからイヴェントでステージは観れないんだけど耳鼻BOXを買っていきます」。最強の雨男ナカガミくんが会場に到着「彼が入場した頃すごい雨が降り出しました」とサウンド・ファクトリーのSさんが笑う。彼にはお祓いをしろと言っているのだが...。平石くんもアコギのピックアップ配線工事を終えて来てくれた。Mさん来訪、髪の毛セット。大盛り上がりの一夜。まったく久しぶりのバンドだったにもかかわらずトリオ的な難曲「Paradise Express」も気持ちよく。「幻想列車」「Angel」「クエスチョンズ」「ジェイソン」等、こんな歌ものトリオ、世界のどこにもいねぇだろ文句あっか?な出来。好選曲のセットリストはこちら。アンコールは大サーヴィス「カネオ・ヘアー」で3曲。池ちゃんキーボードでスネオくんと一緒に「Edo River」「It's A Beautiful day」「夜の煙突」。スネオくんは不思議なキャラクターで見ていておかしくてたまらない。楽屋に宮原清一家も来訪。打ち上げ後、セイリン・シューズで高校同級生の山本豊一家となごむ。山本には「うまく休んでたまには頭をからっぽにしろ。切り替えには自然に触れるのが一番だぞ」と言われる。水のおいしさで静岡に住むことを決めたという彼の言葉は重い。まったくその通りだ。そういえば去年の今頃は宮城と岩手の平泉でリフレッシュしていたのだった。近くどこかへ行こう。プリファブ・スプラウトの新譜に仰天。ビートルズの最新リマスターのMONO BOXから『ホワイト・アルバム』も通しでかかった。


9月11日
 渋谷のクラウン社にてカーネーション、コロムビア期再発(この再発企画は『ガール・フレンド・アーミー』以降のディレクターだった秋元が担当)CD7枚のうち『Edo River』本編のマスタリング。もちろんオリジナル・アナログ・マスターを使用。マスタリング・エンジニアの間部さん曰く「アナログ・マスターは音の飛び出し方が全然違いますね」。発売から15年。その間のデジタル変換技術の差は歴然。まず音量は2倍。ベースのうねり、ホーンやストリングスの立体感も激増。全体に奥行きが出た。時間が余ったので『ア・ビューティフル・デイ』のDATマスターとアナログ・マスターを聴き比べる。旧盤は当時のエンジニア氏の志向から端正な音のDATマスターを使ったわけだが、幻のアナログ・マスターをかけた瞬間、スタジオにいた3人(秋元、間部、直枝)が黙って目をあわせてうなずきあった。圧倒的に音がぶっといのだ。もちろん今回はそのアナログ・マスター・テープを使用することに決まる。それぞれがボーナス曲満載の2枚組になるわけだし、素晴らしい再発になるだろう。夜中にNHK総合でビートルズの番組を観る。

9月8日~10日
 なんとか生活を正常に戻してリハ。ゆっくりと。やりすぎず。いいペースで。運転中に眠くなることが多く、道ばたで止めて1時間ほど寝るのがあたりまえになってしまった。ビートルズの輸入『in MONO』BOXと取り急ぎバラで買った輸入ステレオ盤『The Beatles(ホワイト・アルバム)』以降の5枚が到着(後に『Rubber Soul』から『Magical』までも購入)。

Profile

直枝政広
カーネーションのバンマス

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New Maxi Single 『ジェイソン』
2009.4.15 release


『宇宙の柳、たましいの下着』
直枝 政広


『HOPKINS CREEK』
直枝 政広