ナオエのドンキー日記 2010 2月 #1

 今年初の更新です。元気にやっております。初春から各所ライヴにお越しいただいたみなさんありがとうございました。今後の予定は3月5日に"耳鼻咽喉科"の再結成で新宿ロフト。春のツアー"Velvet Velvet Again"も7ヶ所決定。もうひとつ近日中にソロ・ライヴのお知らせもあります。web、ならびにTwitter(http://twitter.com/carnation_web)等をどうぞご確認ください。

2月11日
 重い空。雪になるかもね。
 Pasadena Roof Orchestra『On Tour』をLPで聴く。メンバーから聞いたのだけれど宮藤官九郎の『少年メリケンサック』ってモロに耳鼻咽喉科っぽい設定なんだなぁ。83年終了、27年目の再結成、耳鼻咽喉科。3月5日の新宿ロフトよろしく(チケット残少)。日本一多忙なミチラははたして当日の演奏時間に間に合うのか?じつにスリリング。

2月10日
 寝不足の一週間だったが今日は珍しく8時間は寝た。マスタリングを大量に。ようやく耳とエフェクトの案配が調和。でも肩凝ったかも。

2月9日
 親父は白内障で自動車免許を失効していたが今日、無事更新。よかったよかった。P-Vineで濃い取材。赤のれんでとんこつラーメンとビール。耳鼻咽喉科のリハへ。猛烈に忙しいミチラが参加。ばっちり。帰りは秋山の車に乗せてもらいガストでクールダウン。

2月8日
 代官山の美容院。そして渋谷でミーティングひとつ。ケラと緒川たまきさんの結婚パーティへ。歌盛りだくさん。なれそめのドキュメント映像もおもしろかった。いろいろな人に再会。いとこのヤマジュンが世話になっている氏神一番さんと写真。
 慶一さん、博文さん、上野さん、横尾とBarで飲む。主に讃岐うどんと腸とビートルズの話。終電は楽勝でのがし、ラーメン食べてからSailin' Shoes。「ロックの殿堂」DVDを観て始発まで楽しむ。博文さんと一緒に京急のホームに立つのも久しぶりだった。

氏神一番さんと

 

2月7日
 スウェード靴のかかとの修理と補色スプレー黒を購入。会報用の全曲解説書き終え(原稿用紙にして35枚)送信。ライヴ音源のマスタリング4曲。スピードに乗って突き進むと気合いが入る。

2月6日
 まとめちゃう。『百年の孤独』をようやく読了。有名なレメディオスのくだりもだけど、ラストで完全に心もっていかれた。ギャラクティックの新譜もよかった。
 札幌ではお世話になった方々に感謝。また4月に札幌行きます。懸念の冬靴はColumbiaにしたら雪道ばっちりだった。味噌ラーメンも解禁。東京に戻ってからはどたばたの日々。秘密の打ち合せが一件あった。それは実現すると楽しいこと。
 他は作業が山積み。いろんなことが急に進まなくなった。満月以降、やたらと変な波長に敏感になる。
 ここんとこは早朝から親父の白内障手術に付き添ったり、見舞ったりの数日間をひいこら過ごした。大病院に入るたび体中がずしんと重くなってこっちも具合が悪くなったがあれは人ごみのストレスなのか何なのか?暖房のきつい場所は苦手だ。なんとか精算も済み、無事退院。世話焼きで疲弊していた母親もそんな中、品川のおいしいお蕎麦にハマった様子。かの有名店Yなどではないところがオツ。
 OTOTOYでクリスタルの楯いただいた日に雪。そして雪かき。合間を見ながらの原稿書き。昨日は学生時代の仲間との恒例新年男会で笑った笑った。

ナオエのドンキー日記 2010 1月

1月20日
 ザッパ家直販。ようやくFrank Zappa『Philly '76』を注文。謎の歌手ビアンカが歌ったライヴはマイアミだけだと思い込んでいた。マッサージ後、その近くの蕎麦屋で絶品のたぬきそば。煮ねぎなしでうれしい。くしゃみ連発しつつティッシュを探して鞄をごそごそしていたら謎のビニール袋が。中身はぺしゃんこになった総菜パン。去年、リハ前に買ったのを忘れていた。たしかウィンナとマヨネーズがはさまったパンだった。いつのものかは不明。西荻の駅構内で買ったのは12月のはず...そうとう古い。札幌用にヒートテックのパッチを買う。札幌の選曲。

1月18日
 朝6時起き。白内障の手術にむけて検査する親父の付き添いで順天堂病院。行ってみてわかった。はじめての院内巡りはさすがに年寄りには難しいし、恐ろしく混み合う。3時、神保町ランチョンで食事。歩きながら古本屋さんのワゴンをちょこちょこのぞく。新古品で宮永正隆「ビートルズ大学」と古典の絵が楽しい小さな洋書『Eastern Wisdom』Priya Hemenwayを購入。

1月17日
 大井で秋山、丹羽と待ち合わせ。ブルドックで巨大メンチカツを食し、耳鼻リハ。

1月15日
 14時起き。国道で待ち合わせ。丹羽を乗せた秋山の車に便乗して都内へ向う。耳鼻のリハ。途中、駿河台下で久しぶりにエチオピアの野菜カレー。昨年から続く何度目かの耳鼻リハだが、バンドの一体感が急激に増してきた。戻りは高速でひょいと。マックに寄って秋山、丹羽とだらっとクール・ダウン。
 OTOTOYの2009年OTOTOY Awardに『Velvet Velvet』が選ばれたという。これ、素直にうれしい。音楽で受賞なんて生まれてはじめてだ(何かのポスター描いたら中央区から表彰されて水彩絵具セットをいただいたことはある)。

1月14日
 『Wacky Packages』ライナーを入稿。これでリマスター用原稿すべて終了。渋谷の某社でミーティングの後、ディスク・ユニオンで中古LPを5枚。急いで神保町。CDJ藤本さん、本秀康くんと横尾と新年会。正月からラジオでお世話になったおふたりと楽しいひととき。洋食の後、カフェ、居酒屋、そして恵比寿まで移動してセイリン・シューズ。その後、朝5時にラーメンというすごい内容。千代田線がらがら。朝はめちゃくちゃ寒くて酔いはすっかり醒めた。

1月11日
 渋谷O-WESTイヴェント。マックス・ツンドラのツアーのサポートのはずなのにトリ。リハ後、岸野くんが2本のカセットを持ってきた。「耳鼻咽喉科の次はこれを発売しましょう」と差し出したのはおれが80年頃に作ったアルバム・カセット『軽音楽』と『チョコレット』。鳥肌が立った。彼はなんであんなもの持ってるんだろう。それもジャケはおれが南海の帽子をかぶった写真付き(おれすらその写真は持っていない)。当時は学内の十数人にしか配っていないはずだし、それもとてつもなく恥ずかしい内容。(誰にも聴かせず)岸野くんが大切に持っていてくれと伝えた。楽屋では加藤賢崇くんによる取材。
 岸野雄一率いるWATTS TOWERS、わかってはいたがツボつかれまくり。勝手な妄想だが、マザーズの『Fillmore '71』あたりの幻影と交差するクリエイティヴなすばらしいステージ。岸野くんのセンスは同世代の誇りだ。シアトリカルな演出は昔からのあこがれ(ぼくは83年に小芝居とテクノを合体させた"エレクトロニクスつぼ八"というグループをやっていた)、いつかまたやってみたい。マックス・ツンドラのやんちゃなステージも拝見。家で相当練習したんだろうなと、そう思ったらくらくらした。あれはたいしたものです。
 カーネーションは4人編成。「Edo River」以外は新譜から。基本的にマイク・スタンドと譜面台と割り箸運がない(与えられたそれらは決まって壊れているか、変な割れ方をする)、これは確実。しかし「ジェイソン」はいよいよ特別な曲に化けてきたなと思った。この新鮮さのまま野外フェスとか行きたい。
 外の物販で岸野くんのMIX CDを一枚購入。打ち上げでは加藤ケンソーくん、宮崎貴士くんや岡村みどりさんといろいろなお話。尊敬している方々とこうして"自然に"出会えてうれしかった。

1月6日
 リサイクル屋さんで大当たりの日。LPを都合40枚購入。すべて100円から200円。ほぼ掘り出しと言ってもいい。正月明けにはこういうマジックが起こる。所有枚数10枚目に当るリンダ & ポール・マッカートニー『ラム』は特殊な仕様で高音質の国内盤だったり、エリック・ドルフィまとめて14枚(『Iron Man』douglas盤含む)、などなど。

1月5日
 ディスク・ユニオンで念願のシングル盤、ニール・ヤング「ウォーク・オン」やボブ・ディラン「マスターピース」「ア・フール・サッチ・アズ・アイ」などを購入。完全に趣味買い。個人的ロック元年時代、レコード屋さんで見かけた国内盤シングルは当時なかなか買えなかったから、できるだけ手元に置きたいと思う。正月は欲しいレコードがこうして必ず天からふわっと降りて来るのが不思議。気を良くして『Parakeet & Ghost』のライナーノーツ。真冬の豚しゃぶ冷やしうどん。夜食はふりかけごはんと卵ととろろこんぶのお吸い物。うわぁ、最高に地味だなぁ。夜中にライナーノーツ書き上げ、魚肉ソーセージをかじる。とことん地味だなぁ。

1月4日
 ライ麦パンのチーズ・トーストと目玉焼きとコーヒー。久しぶり!これが遅い朝食のスタンダード。少し出かけようかとも思ったけれど外は寒いので締め切り物にとりかかり、CDJの2009年ベスト・アルバム原稿、夜中に『booby』の濃いライナーノーツを書き上げる。この正月は元日以来、音楽をほとんど聴いていない。悪くならないうちに煮物を食い、ダシ作ってまたまた煮込み稲庭うどん、青汁。

1月3日
 雑煮、昨日と同じく。車で実家へ。いまいちな中華料理屋で春巻。食い過ぎは今日いっぱいまで。大田胃散や青汁を飲む。夜中に残り物と稲庭うどん少し。読書は並行して3~4冊。福島正実の自伝やら、去年から「やっぱ読まなくちゃと」半分義務で読んでいて頓挫中だったG.ガルシア・マルケス『百年の孤独』など。後者は2段組にぎっしり言葉が連なり、休みなく同じペースで延々と続くじつにやっかいな迷路。目と心の修行。2/3以上は読んだけどもう頭の中に描く系図がめちゃくちゃ。

 

1月2日
 朝起きて5分後には雑煮。おふくろ雑煮はとにかく旨い。大根とにんじんとごぼうのひき菜、しいたけ、高野豆腐等、今や鶏は使わず鰹だしでも味はこってりと。が、今日は人前に出るし控えめに8個でやめておく。
 電車に乗って赤坂見附。ゆるずと横尾と待ち合わせ、豊川稲荷で事務所の初詣。小銭の入った融通のお札を返し、お守りを三つ買い、甘酒飲んでおでんをちょっと食う。油揚げに小さなお供え餅がのっているお皿とお酒が気になってお店のおばちゃんに聞けば「本殿の横に供えるんだよ、それは並ばなくても大丈夫」とのことでお供え代の500円を払う。靴を脱いで段を上がったらそのまま本殿に入れちゃったので中でお願いをする。行列に並ぶよりずっと効率のいいお参りの仕方だ。
 タクシーで渋谷。人で溢れかえっている。パルコの書店でぶらっと時間を潰し、スペイン坂スタジオでTFM「Docomo Dream Call」の生放送。マッピー久しぶり~。彼女の語りはアーティストの気持ちを楽にしてくれる。さすがだ。・電話ゲストは本秀康くんとCDJ編集長藤本さんなのであった。びっくり。おふたりにはいつもお世話になりっぱなし。お客さんも寒い中たくさん集まってくれてうれしかった。
 赤いテレキャスのメンテを終えた平石くんたちと合流。イタリアンのプチ新年会。軽くピザ3切れと中生2杯にワイン2杯。めちゃくちゃ笑った。某大学病院の女先生に池玲子『女番長ブルース 牝蜂の挑戦』のCDをいただく。急いで帰宅(電車で爆睡)して本格的な夕飯。お茶や水をがぶがぶ飲む。さっそくAmazonから初荷。いつの間にか廉価DVDになっていた『ワン・フロム・ザ・ハート』丸谷才一『笹まくら』

2010年1月1日
 蕎麦食って0時ジャストに一陽来復貼った。「朝まで生テレビ」を途中まで。年頭のBGMはFrank Sinatra『Watertown』Judy Garland『Touch』。その後は音なしで静かな年明け。朝4時、玄関を出て寒空の下、月蝕を眺める。元旦から蟹座で月蝕とは...。起きて5分後には雑煮。そもそも東北の餅食いの家系ゆえ、あたりまえのように12個をたいらげる。食う以外にはこれといって何もしない正月。さすがに大田胃散ドリンクは飲んだが、それとキョーサイの青汁も欠かせない。

ナオエのドンキー日記 2009 12月 #2

12月31日
 「ガキの使い」観たり、矢追純一のUFO観たり、K-1観たりとかなりテキトーな大晦日。ライヴ後の年末はうまく休めた。また今年もテレビ東京の23時半、大晦日恒例のクラシック・コンサート番組中の東急CM(市川準監督)に自分とマダムギターが夫婦役で登場していてほのぼのとなる。

12月30日
 毎年の恒例行事、湾岸スタジオにお米を運ぶ日。そして餅つき。30日の餅は簡易ながらも具沢山の雑煮4杯とおろし餅3個。いや、餅はつきたてで柔らかいし小さめなので...。時間があったので中古ヴィデオ屋をのぞきサーフ物の『メニイ・クラシック・モーメンツ』DVD購入。両親を乗せて千葉入り。

12月29日
 カーネーションオフィス納会。代々木から恵比寿セイリン・シューズに移動。店には先客でかしぶち哲郎さんがいらしたのでお話も。で、駅前のウェンディーズ。ここにはナゴム「夜の煙突」の思い出がある。盤ができあがった日にケラと待ち合わせた店。「直枝さん~、煙突できたよ~」と両手に商品のつまった紙袋を下げ、汗ふきふき階段上がってきた彼の姿が忘れられない(詳しくはナゴム・ポップス・コレクションのライナーを参照)。さよならウェンディーズ。今日もチーズ・バーガーがおいしかった。チリがけのポテトも。
 朝6時なのに山手線内周りはすし詰めぎゅうぎゅうの激混みで気分が激しく滅入る。異様な数の若者集団は山手線一地味な大崎駅を降りた。それもお台場方面に乗り換えということは?あとで調べたらその原因がなんとなくわかった...。コミケね。

12月28日
 連日のMFSL HYBRID SACDによるザ・バンド趣味週間。今日は『Music From Big Pink』。圧倒的に重いのだ。ドラムのタム廻しがズシンと...。「In the Station」の歌の迫力にもぞくっとする。このアルバムはDVD Audio版も奥行きが果てしなく深くて最高だった(仕事のついでに持参し、一口坂スタジオで聴かせてもらったことがある)が、家で聴くCDならいまのところこれが最上(00年リマスター盤もまったりしていてじつに良い)。そのうち確実に高音質配信の時代が来るだろうけど。盤には盤の良さがある。マッサージで首が1センチ伸びた。そういや最近、あの激しい頭痛(筋張性らしい)が出なくなった。ストレスだったんだろうなぁ。

12月27日
 耳鼻リハ。秋山運転のBMWで丹羽と一緒に。建設中の押上タワーの景観はとんでもないことになっていた。浅田真央がオリンピックへ。こないだおふくろが「あんたの次に真央ちゃんが心配」と語っていたが、それはそれは大層喜んだことだろう。

12月26日
 ザ・バンド趣味週間。MFSLのHYBRID SACD『Cahoots』を聴く。「Life is a Carnival」のまさか!な立体感にまず脳内で失禁。

12月25日
 レイ・デイヴィス『ザ・キンクス・コーラル・コレクション』がやたらと滲みる。

12月24日
 鼻水とくしゃみの日。友人宮原清がやった日本橋三越のクリスマス・ディスプレイを見に行く。静寂が滲みる空間。
 深夜幕張へ。BayFMで中村貴子さんと3時まで。とてつもない選曲。「ダイヤモンド・ベイ」(Home Demo)もかかった。「この番組は曲はフルで流す」と語る中村さん。すばらしい。ファミレスで食事。眠りそうになりながらもなんとか走る。

12月23日
 ツアー時と同じく赤いキャリング・ケースひきずってO-WEST。渋谷の人ごみは異常。ちょっと遅刻。差し入れのいちごをみんなでつまみ、音決めしつつ軽く汗をかく。ステージ上はベースの低音の通り道が斜めに走っていて歌うにはちょいときつかったが、なんとかリハを終える。今日のメニューにも自信あり。関西ではリハの時間的余裕がなくてできなかった「さみだれ」バンド・ヴァージョンも初出。これで新譜『Velvet Velvet』の全曲を演奏。こういうことって珍しいけれど、それも当たり前にやってみせちゃう力の抜け具合がいまのカーネーション。『Velvet Velvet』の音作り自体がそもそもセッションからはじまっているからできること。会場はお客さんがっつり入って楽しく盛り上がる。新鮮なネタとしては「レター」だろう。当時はやったかもしれないがここ10年はやった記憶がない。あまりにも大変だったこの一年の総括。その大団円としてふさわしい充実した一夜だった。おそらくずっと記憶に残る年になることだろう。手伝ってくれた中原由貴、渡辺シュンスケにもう一度盛大な拍手を!
 打ち上げでは津田大介くんと「Twitterやれ」と本秀康くんを説得。二次会ではだらだらとちゃんこ鍋をみなでつつく。さすがに重い荷物と疲労にてタクシーで品川へ。タクシーの扉が閉まって去っていった瞬間、言葉にできない安堵感を感じた。ごそごそやっていると、起き出してきたおふくろがおじやを作ってくれたので食べて寝る。

12月22日
 リハなう。

12月19日
 10時起き。ライヴに向け、美容院でカラー。ピーコックでロール・パンのツナ卵サンドを1ケ買う。渋谷に移動。iPodで脳内練習。雑踏にもまれながら新譜を「For Your Love」から聴いてみる。そのままかけっぱなしていたら「Dream is Over」が、どこで聴くよりも良く響いた。渋谷系ではないのだが...。タワレコ地下会場に着くとうれしいニュースあり。今年何度目かの感無量。で、インストアは7曲。たっぷり集まってくれたお客さんたちと握手、お見送り。ありがとう、ありがとう、よろしく。参宮橋のフォルクスで飯。

12月17日
 歯医者さん。そして新宿に出て喫茶店で契約書類にサイン。そのまま思い出横丁でナカガミくん主催でまどんこ大将を囲んで飲み。よく飲んで喰って笑った。何もかもが旨い。楽しかった。思い出横丁のはしっこにあるスタンド風のゆで立てそばも最高だ。たぬき280円。開けて朝方、地震。赤い夜空はその前兆だったのか?

12月16日
 とにかく頭を休ませてくれ。というわけで今日は予定なし。朝5時。夜空が異様に一面赤かった。17日付のフカミさんブログの「1994」は必読。

ナオエのドンキー日記 2009 12月 #1

12月15日
 中延。親父が右目の白内障手術を受けるので車で連れてゆく。検査前の30分ほど、おれが産まれた産院(現在は内科)や住んでいたアパート跡、絵本を買った本屋などをおふくろの案内で巡る。本屋でおふくろは来年の暦、おれは絵本ではなく色川武大『喰いたい放題』の文庫を記念に購入。無事手術は終り、先生がわざわざ両親を車で送ってくれた。「うちに入院できる施設があれば泊まっていただきたいのですが」とのこと。明日も検査のために迎えに来てくれるそうで随分と親切な眼科医だ。術後、親父が「いなり寿司を喰いたい」と言っていたのでその町の庶民的な寿司屋で寿司といなりを買い込む。
 bikkeからいただいた切石智子『キリイシ』(筍書房)を読み始める。冒頭の小説に猛烈にひきこまれた。風呂にも持ち込み汗だくになりながら集中。いい旅をした気分になった。

12月13日
 なんば入り。昼飯は横井さんのメールをうけて自由軒。まぜカレー。映画『夫婦善哉』好きにとってはたまらない。
 大阪なんばのタワレコでインストア。生歌は「Songbook」「さみだれ」わざわざ京都から来てくれた西村くんも参加の「砂丘にて」。シャングリラでの呼びかけに応えてくれた安田謙一さんが今日も司会でトーク。ゆるずの珍奇な泥酔話などで多いに盛り上がる。安田さんからデニス・リンドのLP(セカンド?)とRandy Erwin『Back Home』をおみやげにいただく。京都で合流できなかった渡邊文武くんとも会え、テツコ『テツコの哲学』を手渡される。
 大田チームとはそこでわかれ、安田さんにくっついてなんばのフォーエヴァーでファッツ・ドミノ『Fats Is Back』と安田さんおすすめのS.O.S.Fever『Live at The Waikiki Outrigger Hotel』を購入。なんばパークの9階へいき、南海ホークスのメモリアル・スペースへ。杉浦さんの細いユニフォームに震える。でも、あそこはチームの墓地のような気がして、しかもとてもこじんまりとしていて、かなりセンチメンタルな気分になった。喫茶店でパスタを食し、機材車チームと別れ安田さんと地下鉄。わざわざ新大阪までつきあっていただいて恐縮。またもや大変にお世話になりました。21時前にのぞみに無事乗車。kioskのチーズちくわとビール、これは癖になる。夜中に野球ゲームの電源を入れて何試合かして寝た。

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12月12日
 時間のない中でも赤子のように空腹を訴え、梅田駅前に皆を待たせてマックに飛び込み5分でクォーター・パウンダー。するとポテトのあの固い部分が当り歯の小さな詰め物がとれた。これが歯神社のご利益なのかどうかは謎。阪急に飛び乗って京都入り。シュンちゃんも一緒にFM京都で生出演。KBSの山崎さんの番組にも出演。そして拾得。メニューはいじりながらも熱い内容。本編では「さみだれ」を弾き語り。西村哲也くんも飛び入り、マンドリン入り「砂丘にて」最高。安田謙一夫妻やラブジョイbikkeも来てくれた。bikkeに切石智子著作集『キリイシ』(筍書房)をいただいた。テリーさんがかけていたマシュー・スウィートのカヴァー・アルバムがやけに滲みた。テリーさんとゴトウさんとおしゃべり。「ディランはファーストがいいのですよ」なんていう話をしたらテリーさん「そんなことを言ったのは直枝さんとラリーズの水谷くらいだ。確かにディランはファーストにつきるよね」と笑ってディランのファーストじゃないCDをかけてくれた。...というわけで仲間たちと高野までタクシー飛ばしてラーメン。数年ぶりでしょうゆ豚骨を食す。旅では鶏ダシ解禁か。じつに旨いね。

12月11日
 昼にP-Vine松本くんと横尾とインデアンカレー。途中、歯神社というところがあったので参拝。インデアン、食べてみてわかった。もう大盛り+目玉は身体にきつい歳なのだ。ほどほどにしておかないと。で、喫茶店寄ってホテルに戻って大田とタクシーに乗ってシャングリラ。中原さんシュンちゃんもしっかりスタンバイ、ありがたい。リハをこってり。さば塩弁当をぺろり。本番。かなり濃いメニューで激しく盛り上がる。24曲。約3時間、指がつるほど楽しかった。中崎町の例の最高の居酒屋で。Epicの村井さんやGO-GO KING加納さんも合流。

 

 

12月10日
 一日キャンペーン。8時起き。大田くんやスタッフも合流。喫茶店でトースト。今日はグリーンズ横井さんも立ち会ってくれて、往年のカーネーションのキャンペーンのかたちが整う。FM802のお昼の番組で生出演。ヒロトくんとも一瞬会えた。1時間番組ビンタン・ガーデンの収録(耳鼻やグランドファーザーズもかかった)。コメント収録、FM COCOLOへ移動し加美さんの番組。バウンディに戻りコメント。食事。というか飲み。全然酔っぱらっていなかったつもりだが...。気がついたらベッドで服のままで寝ていた。

12月9日
 激しい5日間のはじまり。まずは歯科へ行き、荷物をひきずりながらマッサージ。そのまま東京駅。ひとりで20時台ののぞみ。ダスティ・スプリングフィールドを聴きながらチーズちくわと缶ビール2本。駅弁は苦手なのでメロンパン。夜の梅田をふらふら迷いながら歩いてホテル。どん兵衛でもと思ったが、外に出て、少しは栄養をつけようとしょうが焼き定食を食う。

12月8日
 早起きが馴れていてよかった。早めの移動で横浜へ。FM横浜で生出演。引き込み線の鉄橋を上から眺める。「Songbook」の生歌あり。古奈屋のカレーうどんを食し、渋谷経由で麻布に移動。 FM富士の生出演。

12月7日
 リハ。

12月2日~12月5日
 リハ。

 

ナオエのドンキー日記 2009 11月 #2

11月30日
 決算終了。一年があっという間。突っ走ったなぁ。

11月29日
 雨。耳鼻咽喉科のリハ。このメンツだと27年ぶりか?やぁやぁとセッティング、即カウント...できちゃう不思議。喫茶店でも工藤は相変わらずしゃべり続けている。「くどー、人の話をもっとちゃんと聞け」と叱る。何もかもが相変わらず。

11月28日
 たっぷり睡眠。内科で肩こりの薬をもらう。電化期マイルスのLPを大音量で聴きながらHMVのプレイリスト制作。

11月27日
 朝早くからラジオ出演。韓国映画「母なる証明」(想像以上にヘヴィな内容の映画だった)を観てから事務所。税理士さんとの長距離電話、その決算のやりとりを見守る。結局、最終ぎりぎり。大売れの津田大介「Twitter社会論」 。読み終えても鞄に常備しておきたくなるチューインガム的良書。

 

ナオエのドンキー日記 2009 11月 #1

 こんにちは。いよいよ25日に新作『Velvet Velvet』が発売です。手応えありありなんで、どうぞお楽しみください。コロムビア再発の第1期3タイトル耳鼻咽喉科BOX、CDよりも音のいい24bit高音質配信「さみだれ」などなどもドカンと一気にリリース。この1年の努力が実ったのです。感無量。どうぞよろしく。Twitterもはじめました。是非、遊びにきてつぶやいてくださいね。http://twitter.com/carnation_web

11月21日
 「a Beutiful Day」「Girl Friend Army」原稿を一気にあげる。実家へ行きカレーライスを食べる。

11月20日
 昨日の朝日新聞をチェック。あ、載ってた。CDジャーナルもストレンジ・デイズも目立つ場所に大きく載ってる。ありがたいなぁ。
 手頃なスウェット(ショッキング・ピンク!)と乾麺の蕎麦とコーヒーを買う。ぽっかり空いたけど、何もしないわけにもいかないのだ。一気に9枚のCDを出す以上、それに関わる仕事はそう簡単には終わらない。日々届く原稿のチェックや書き物。昨日はプレイリスト。今日は『Edo River』のリマスターについて書く。事務所ではスタッフが決算に追われている。え?あさってまで連休?

11月18日
 左の歯に水がしみて困るので歯医者さんに行く。スタッフからもらっていながら観ていなかったTV録画のDVDで川島雄三『青べか物語』(未だソフト化ならず)をPCで観る。森繁がえらく渋い。昔の江戸川河口、浦安の絶景に感動。

11月16日
 左肩は動かすと激痛。昼、でっかいおにぎり食ってボーっとしてから取材に向けて代官山の美容院。よく行くなぁ。自由が丘のHi-Soundsでナット・キング・コールの1959年録音のCDを。貝類もしばらく避け気味だったが何年ぶりかでカキフライを食った。

11月15日
 下北沢SHELTERに出演。最高のギター・ソロが弾けた。短くも、まとまりでは今年一番の出来だろう。SHELTERはとても音のいい小屋だった。中華屋で飲み、キリン・ラガーの瓶は最高だ。この際、鶏ダシ無視で眼をつむって食う。本部の打ち上げに顔をだす。渡邊文武くんと久しぶりに会えて話せてうれしかった。彼はいろいろな人を紹介してくれた。ザ・タイガースのサリーの息子さんと記念撮影。深夜の最終電車移動はさすがに毎度うんざりだが日曜夜は空いている。大井町の暗い道を歩いていたら突然左肩に違和感。50肩?宿題もまだまだあるけれどちょっとでいいから休みたい。身体はぼろぼろだよ。


 

11月14日
 マイルス・デイヴィスの70枚組BOX『The Complete Columbia Album Collection』を英アマゾンに予約。はたしてあれで救われるだろうか?外環にのってリハへ。10分空いたのでレコ屋でペギー・リー『貝がら』とフランク・シナトラ『シナトラ傑作集』を。どちらもペラジャケLP。品川へ。

11月13日
 休み。マッサージが効いてふわっとなる。MySpace用に試聴曲をエディット。スフィアン・スティーヴンス『BQE』を聴く。F.ザッパ『200 Motels』の今という感じの斬新なオーケストレーションがとても新鮮。

11月12日
 朝10時半起き。取材日。喫茶「貴奈」で念願のピザ。はしっこがやたらうまい。OTOTOY、OnGen、レコード・コレクターズ。サブウェイのサンドウィッチ(なんて味が薄いんだ...)食べてから大量のラジオ・コメントを一気に録音。『Velvet Velvet』のサンプル盤があがった。感無量。ゆるずと横尾と非常に安価でゆるい居酒屋で中生3杯飲む。メニューの「SEXYチャーハン」というのが気になった(聞けば普通の高菜のチャーハンらしいが...)。会話が熱い。乃木坂の最終ぎりぎりまで飲む。

11月11日
 フレディのコメントを書いてから取材用に「影響を受けた10曲」を選ぶ。ライ・クーダー&ニック・ロウ公演は最高だったそうで、行けた人がうらやましい。

11月10日
 3服目くらいから頭痛はようやく楽になってきた。今夜遅くから雨の予報。スウェード靴穿いてきちゃったので防水スプレー購入してシューっ。下北沢のモナ・カフェにてギター・マガジン、クイック・ジャパンの取材。クイックは曽我部くんとの対談。大いに盛り上がり、6時間飲み続ける。眼鏡をかけた曽我部くんはどことなく昔の立川談志に似ていた。大雨の中なんとか実家に戻り、気絶。朝5時半に高速。フレディのコメント書かなきゃ。

11月9日
 やはり頭が痛いのでついに内科にとびこむ。血圧は正常(114ー74)。肩こりの薬をもらう。品川へ移動。早めに寝る。

11月8日
 昨日、南柏で米原万里「打ちのめされるようなすごい本」(文春文庫) 購入。頭痛。首と肩の凝り。carnation_webのTwitterスタート。

11月6日
 今日も頭痛の日。取材にて六本木。喫茶店「貴奈」でサンドウィッチ(次はピザに挑戦しよう)。ディスク・ユニオン特典の長時間コメンタリーやFMコメント録音。「マーキー」の聴き手は岡村詩野さん。スタッフ共々シシリアで飲み会。恵比寿セイリン・シューズに移動も記念日にていっぱいで入れず、DJをやっていた宮田繁男氏と「お~っす」。そのまま朝まで酒場。

11月5日
 代官山にてパーマのかけなおし。気分転換に鞄を新調。店員さん、この何ヶ月かずっと担いで歩いた本くんの香港限定トートをみて「かわいい」を連発。もちろんそのトートはそのまま鞄に入れて使う。

11月3日
 いい天気。午後に起きて何も食わないまま、またその続き。つまり今日は『Love Sculpture』の世界に浸ったわけだが、特に「壊れた船」「蜘蛛のブルーズ」のHome Demoがやばい出来!CDと全く違う。これで書き物以外の再発用の仕込みは終了。というわけでリフレッシュ。一本余っていたFREEを飲みつつ紙ジャケのPANTA『PANTAX'S WORLD』『走れ熱いなら』を聴く。あの頃は高校生だったぜ。続けてBIG STAR『Keep An Eye On The Sky』に突入。ブックレットも充実の4CD豪華BOX。最高だ...。

11月2日
 雨模様。ちょっと寝て起きたら猛烈な肩こりと頭痛。取材のため六本木。いや、千代田線で寝てしまいまた乗り過ごして「国会議事堂前」。時間もないので地上に出てタクシー。今日は「TVガイド」「ナタリー」「クッキー・シーン」。内容こってり。津田くんからTwitterの本をいただく。コロムビア秋元と内容の詰め。表に出ると強烈な冬のような寒さ。六本木の交差点付近、黒人がうろうろする(何やってんだ?あいつら)あたりの店でハンバーガー、オニオン・リングとプレミアム・モルツ2杯。夜中からリミックスにとりかかる。秋元からのメールによるとさっきヒョウが降ったという。

11月1日
 夜中からカーネーション、コロムビア再発第2弾のボーナスHome Demoのリミックスにとりかかり12曲。翌朝2日の8時までかかった。『booby』に入る「ダイアモンド・ベイ」のHome Demoはおれのデモ・テープ人生で最高の出来と確信。バンドは個人の妄想デモ・テープを越えられない時がある。その見本がこれで、公式録音より数倍メロウなのであった。まぁ、来月、聴いてもらえればわかる。

ナオエのドンキー日記 2009 10月 #2

10月31日
 和田博己さん宅でDIGの取材。豪華なオーディオでビートルズを聴く幸せ。「トゥモロー・ネヴァー・ノウズ」聴き比べで昇天。西船橋で軽く飲む。

10月30日
 明日のビートルズ取材に向け、雑誌等の参考資料は一切確認せず、まっさらな状態でビートルズの輸入MONO BOXをようやく開封し、頭から聴く。

10月29日
 しっかりとごはんを食べて出かける。iPodで新譜を聴いていたら一駅乗り過ごした。六本木のP-Vineで取材3本。『ミュージック・マガジン』『ストレンジ・デイズ』『CDJ』。ストレンジ・デイズの取材では増淵英紀さんとはじめてお会いした。中学生の頃、音楽に深く入り込むきっかけのひとつとなったのが、氏によるトッド・ラングレン『魔法使いは真実のスター』のライナーノーツ。そこから受けた影響は計り知れない。あの国内盤と出会っていなかったら今のおれはない。なんともすごい出会い方をしてしまったので写真撮影をお願いする。取材終了後、bonobosの皆さんとちょっとお話。先日、白盤で聴いてウルウルきた『オリハルコン日和』製品版を直接いただく。今度ライヴやりましょうと誘ってくださってうれしい。もちろんです。
 事務所へ寄ってからちょっとしたBarへ移動し女社長とアルバム納品を祝してビールで乾杯。パスタを食す。京急の最終。2時間ほど睡眠。高速。


 

10月28日
 ライヴ後はきまって10時間睡眠。筋肉痛だし首はがくがく。今日も代官山DAY。まず美容院。そしてコーヒー豆やおみやげのカステラを買ってKくんの事務所で編集。食事がてら軽く飲み、あとはまかせて朝4時にタクシー。ねむいぜ。すべての入稿は明日まで。とはいえ、その後もしばらく休みはなさそう。円朝の『真景累ヶ淵』(岩波文庫)で尻切れだった噺の続きを読み始める。

10月27日
 新宿ロフト Drive To 2010『革命の煙突』。頭脳警察や突然段ボールと対バンなんてすごいこと。おれ、耳鼻の頃に突然ダンボールを四ッ谷フォーヴァレーで観たよ(対バンはメトロファルス)。汗みどろで思いっきり演奏。80年代企画でもあるわけだし、今日の選曲はXTC路線。深く意識はしていなかったが、演奏しながら「そういえばそうだ」と思った。新曲の「For Your Love」までもどこか『Black Sea』っぽいし。後半ベース・アンプがトラブルも、ギター・ソロを弾き倒しなんとか繋ぐ。逆にあんなに長いソロを弾かせてもらえて幸せ。「夜の煙突」にケラが飛び入り。がんがんに盛り上げる、あの走りながら歌う姿が懐かしい。PVの進行が心配なこともあり、打ち上げは出れず。結局、明日確認ということで定食屋で食事し帰宅。ライヴが終わっても開放感を味わう暇もない。


10月26日
 西荻でリハ。食事してから代官山に移動しジャケット・デザインの確認。いろいろ紆余曲折したけれど、素晴らしい仕上がりになった。

ナオエのドンキー日記 2009 10月 #1

 ごぶさたしました。そしてお待たせしました、3年ぶり新作『Velvet Velvet』はついに完成!感無量です。あえて語りません。ひたすらお楽しみに。そしてコロムビアの再発7枚もびっくり仰天な濃密な内容(音質もなにもかもが別物)なので、お買いのがしのないよう。
 では、27日の新宿ロフト『Drive To 2010』で会おう!



10月25日
 のんびりするってのはいいなぁ。何もしないってのはいいなぁ。音楽聴くのって楽しいなぁ...。というわけで試写会で泣き濡れた(今、公開中の)映画(自分がロックを好きかなのかどうかはこれを観れば1発でわかる)『パイレーツ・ロック』のサントラを聴く。Duffyの歌う「Stay With Me Baby」最高!『Velvet Velvet』のジャケ・デザインをぐりぐりとやりとり。

10月23日
 品川の小さな部屋でごろごろ。開放感からちょこちょこ寝た。現場に立ち会えなかった原口くんに仕上がったCDの音源を送ると「このマスタリング、相当すごいですよ」と興奮気味のメール。寝転がってiPodで2度。そして車の中で2度廻し。やばいぞ~このアルバム。
 夕方、店まで母親を迎えに行き、絶品のアイスコーヒーを飲ませてもらい、刺身を買って帰り、飯。あとは何もしない。残っていた圓生「真景累ヶ淵」も聴き終える。「聖天山」で尻切れ終了。圓生にこの続きはないが、じつに後をひくので円朝の本を買おうと思う。
 しかしまぁ、時間が滝のように流れてゆく。ライヴは来週すぐだし、取材等も続く。休める時に休まないと。少し物作りのシステムから離れる必要がある。とはいえ急遽、特典映像の確認DVD-Rを受け取るために夜中の千葉シティでヤマジュンと会う。流れで恒例のドンキー。どうせ行ったって何もないのはわかっているが、24時間営業のリサイクル屋に飛び込み、グレン・キャンベルのLPを購入。ビール買うの忘れた。地道に読み続けている『レコーディング・スタジオの伝説―20世紀の名曲が生まれた場所 』(P‐Vine BOOKs)はもう終りに近い。

10月22日 "アルバム『Velvet Velvet』完成"
 夜通しチェック。朝7時に品川に移動。まだまだMixファイルの確認、修正は終わらない。30分ほど寝てから14時にクラウン・スタジオ到着。途中、自宅待機の原口くんとファイルのやりとりもありつつ、マスタリングは19時前に無事終了。クラウン間部さんには今回お世話になりっぱなし。ロビーで各社スタッフと打ち合せ。P-Vine井上さんからフレディの涙なしでは聴けないCD『関西空港』とそのいなせなポスターをいただく。Cosmic Seaチームは渋谷で打ち上げ。韓国料理屋で大量の豚肉。食いきれず。電車乗り過ごしつつ帰宅。アルバムを何度か聴き直し、ぐっすり眠る。

10月21日
 何も考えずに眠った。そして今日もMixの確認、修正の日。これが山場。

10月20日
 根詰めて朝、アルバムすべての歌入れを終える、これでおれ完パケ。朝のKIRIN FREE。しかしものすごい数ヶ月だった。午後、レコミュニの記者会見に出る。スーパーに寄って少し買物。夜8時すぎに車でユルズ来訪。歌入れ。ふたりしてFREEぐびぐび飲みまくり。買っておいた寿司を少しつまんだり、届いたミックスを聴いたりしつつ。ついにアルバム『Velvet Velvet』の音が完パケ。ノンアルコールで乾杯。夜中に帰っていった。星がすげぇきれいな夜。こんな開放感。久しぶりだ。
 新作アルバムとリマスター再発その内容の詳細が発表された。

10月17日
 それにしてもなんというニュースだ...。今年は何かというとリハでゆるずと「帰って来たヨッパライ」を歌っていたし(中原さんにすごくウケるので)。そんなわけで今日は神妙な面持ちで歌い直しを含め2曲の歌入れを終える(途中、蕎麦屋ですき焼きうどん食べたり、TV「フルタの方程式」を観つつも)。あと残りは2曲と若干のコーラス。風呂上がりの朝ビール。圓生「真景累ヶ淵」とともにハマっている『レコーディング・スタジオの伝説―20世紀の名曲が生まれた場所 』(P‐Vine BOOKs)はシグマまで到達。さて少し寝る。

10月16日
 鼻水とくしゃみ凄し。こんな時に絶妙なタイミング...。何ヶ月かに一回ある。一気にティッシュの箱は使い切る。しかたがないので歌詞の手直しに時間をかける。言葉がなかなか乗らず、約1年悩んだ大変な曲だったがようやく仕上がる。腹にホカロン貼って練習のつもりでホーム・デモに歌。時間をかけた作詞作業はこれですべて終了。ゆるずに送信。

10月15日
 PVの撮影で青山スタジオ。深夜品川で歌詞をいったんつめてから高速にのる。

10月14日
 美容院。撮影等、何かあるごとに来る。この髪の毛はほんとやっかいである。しかしサロンで頭をさわってもらうと疲れはとれる。渋谷に出たら大雨。少し様子をみようと思い、東横のれん街で親父に甘味のおみやげを買う。打ち合せをかねて軽く飲む。ずっと作詞のことを考える。

10月12日
 起きてすぐ、ゆうべとは違う曲の歌詞(仮状態だったもの)にとりかかって都合6時間で仕上げる。息抜きにスーパーのお花屋さんにゆく。今日は奮発して500円の超乙女な花束にした。おれは花に助けられている。作業をしている時は頭からとてつもない邪気が出ているはずで、それはそばで枯れてゆく花を見ればわかる。
 たまった歌詞3曲をホーム・デモの中で歌い、確認、修正。これで歌詞は1曲を残すのみ。

10月11日
 ほんと何も考えずに寝ている時が一番幸せ。マジできつい。修理に出していたTASCAM488が戻ってきた。交換部品はCDなみの値段だが、技術料はたいしたものだ。本棚でサリンジャーの文庫が目にとまったので昭和っぽくポッケに入れてとんかつ屋。カウンターで後味の悪い「バナナフィッシュに最適な日」を読み終えた瞬間「おまちどうさま~」とロースカツ定食。よく噛んで食うよ、おれは。今日は喉を休め(昨日の使い過ぎはあんまりだ)、歌詞に挑戦もどうしてもできない1曲がある。

10月10日
 思いたってボウリング場に飛び込む。ひとりボウリングは投げ続けるのみ。待ちもないからけっこうきついが2ゲーム投げた。点数はぼろぼろだったが軽く汗をかけたので疲労感は逆にとれた。精算カウンターで福引きをしたら景品はタオルだった。そしてアルバムのメインをはる曲の歌い直し。こんなにシンプルなのにこれほど難しい曲もない。試練だ。このほんの何行かの歌詞を書くのに何ヶ月かかったのかとか、いつまでこのキーの高い曲に向き合わされるのかを考えたらぞくっとした。怖かった。しかし集中。10時間以上休みなく歌い続けて完成。吉田拓郎的に朝までライヴも可能と思った次第。朝の9時に缶ビールかっくらって寝る。

10月9日
 新譜の初回限定盤につくDVDは内容豊富。そのうちのヤマジュン監督によるレコーディング・メイキング映像の仮編を観る。静かだ。スタジオに流れる音、ヘッドフォンの外側の静寂。サウンド・オブ・サイレンスとでもいうか。「あの曲」のプリプロ映像も貴重だろう。さて今日も孤独な歌入れ。

10月8日
 台風一過の晴れ。空が異様に美しい。外環飛ばしてアー写第2弾の撮影。借りたお店でそれぞれがビールとかピザとか焼うどん。おれはウーロン茶。ここにノンアルコール・ビールが置いてあればいいのになぁと思った。たとえスーパーより200円高くても飲むよおれは。そこで、KIRINの「FREE」あれ最高だという話で盛り上がる。車の時の食事でも作業中でもストレス解消になるし、時間がとぎれずにすむから。プロの飲み人デザイナーのKくんによると「FREE」のビール割りがうまいという。わかるようなわからないような。で、すぐにとんぼ返り。圓生「真景累ヶ淵」の続き。怖い。おもしろい。この噺はまだまだ続く。作業。作詞。

10月7日
 歌入れ。スーパーのパン棚がからっぽ。台風が来るとなるとパンが売れるのか。

10月6日
 必死に作詞をあげる。休憩時には『レコーディング・スタジオの伝説―20世紀の名曲が生まれた場所 』(P‐Vine BOOKs)を読んでいるのだが、夢の中にまでそこに書かれた音楽が蘇るほど面白い。 今日は寝起きにSTAXが聴きたくてたまらなくなった。修理に出していた488の見積もり書が届く。

10月5日
 コロムビア再発第1期のボーナス・トラックス(そのDisc-2の内容も濃密。ものすごいことになっている)のマスタリングも近い。ふと、カセット・テープが詰まった段ボールをごそごそやったら「Garden City Life」の初期488マスターが出て来たので急遽そのミックスを仕上げて送信する。去年はもろもろのゴタゴタで25周年を祝えなかったので今年はまるでそのリヴェンジのよう。とはいえ大変。耳鼻咽喉科BOXや新作を含め、特にこの夏からは合計9タイトルのCD・DVD制作作業を年末に向け一度にやっていることになるわけだから...。今夜も作詞の詰め。

10月4日
 楽しい時間はあっと言う間に過ぎる。純喫茶でトースト。セール中のフレッシュエアーで昔に手放して後悔していたウェス・モンゴメリー『Willow Weep For Me』とクリフ・リチャード(懐かしい東芝BEST20シリーズ)のLP購入。思い立って小樽を目指す。お得な一日乗車券を買う。ふと気がつくと車窓間際に海。あんなに海に近いところを走る列車に乗ったことはないので感動。水平線が果てしない。昭和感漂うホームには石原裕次郎の歌が流れる。地理は調べずに来た。先に高い水平線が見える駅前通りをまっすぐに歩く。はじめて来たけれど、とても美しい町だ。運河沿いを歩き、那須さんがメールで教えてくれた天丼屋さんに行くと準備中だったので、お寿司屋さんでウニとイクラの丼を食す。追加でイカとサーモンを握りで。ビール。キャンドル工房に寄ったり昭和8年からやっているという「光」という超渋い純喫茶に行く。急ぎで列車に飛び乗り新千歳空港。おみやげ購入。飛行機はまたもや1時間ほどの遅れ。この3日間、きれいな空気のせいか食欲が上がってしまったが、とてもいい旅だった。羽田に着く頃にはハードな残務の現実と湿気がぐわーっと押し寄せてきた。

10月3日
 晴れ。さわやかな最高の気候。喫茶店でトースト。North Waveでコメント収録。ビクターの高田くんに大通り公園で開催中のオータム・フェスに連れて行ってもらい食事。北海道中のたくさんのお店が並び、賑やかだ。さすがに札幌はビールのキレが違う。じゃがいも、とうもろこし、主義としてラーメンは避けて富良野のカツカレー(鹿肉のカツ)を食す。久しぶりのカスタネットで那須さんとお会いし、ガチャガチャをやったり、Tシャツも購入。その後、ジンギスカンで合流しわいわいと会食。白マトン、赤ラム、特上ラムを食いまくった。居酒屋さんに移動し、ビールでつなぎ、パフェ屋さんで塩キャラメルのジェラートのパフェ。ベッコウ飴の飾りが気に入った。

10月2日
 2時間睡眠。飛行機は1時間以上の遅れ。機内では圓生「真景累ヶ淵」の続きを聴く。札幌はあいにくの冷たい雨。佐藤水産のおにぎりを買って地下鉄で琴似。かなりの降りとなり、クラークスのデザートブーツがゴワゴワになった。開演前におにぎり、そして照井くんが買ってきたできたてのチーズパンだのをちょこちょこと食す。
 さて、イヴェント。センス抜群のファンキーなアコースティック感を持ち、そのハッピーな歌心も強烈なウェッジソール、天性の良い声とトラッドっぽい渋い音楽性も垣間見せるOLD、壮大、かつ浮遊感も極上に気持ちいいsleepy.abの素晴らしいステージを拝見。それぞれに個性的な演奏のコクとアイデアが充満。今日は札幌に拠点を置くようになったエンジニアの植松くん(『Parakeet & Ghost』と『Love Sculpture』担当)が手がけたバンドばかりが集まったことになる。彼も来ていて、にこにこ顔で楽しんでいた。2年ぶりの札幌となるカーネーションは3番手に登場し8曲。「幻想列車」や「Angel」のような大きい響きの曲が札幌の空気にあうとやりながら思った。終演後にキレのよいビールとちくわパンと白鯛焼き半分。会場打ち上げで皆さんと楽しく交流。みんな人柄もすばらしい。一旦ホテルに戻り、ぞろぞろと飲みに繰り出す(中原さんは札幌グルメを満喫すべくひとりで回転寿司を食べにいった)。松竹谷さんの店「バイーア」。おれは一口飲んだら疲れで気絶。記憶がない。

10月1日
 Home Demoのリミックス(第1期分)をようやく完成させ、圓生「真景累ヶ淵」を聴きながら品川に移動。各種ファイル送信後、朝5時にようやく寝る。

ナオエのドンキー日記 2009 9月 #2

9月30日
 マッサージそして新たに作詞を仕上げる。すかさずコロムビア再発用のHome Demoのリミックス作業の続き。歌とベーシックのタイミング合わせ等が必要なマスター・テープもあり、なかなかにハード・ワーク。

9月29日
 札幌イヴェントに向けリハ。アー写撮影。デザイナーK氏とジャケットの打ち合せ。

9月27日
 作詞と歌入れを終え、お昼前にファイル送信。寝ずに美容院。気合いを込めて大きなハンバーガーを食す。夜、暗いうちに爆睡。

9月26日
 マッサージの帰りにはじめて寄ったリサイクル屋で深町純『サージェント・ペパーズ』のLP(見本盤)を200円で掘り出す。店員はトルコ系か。

9月23日
 吉祥寺マンダラ2で図書館のCD発売記念ライヴを拝見する。心のこもった素晴らしい演奏で、こちらはのんびりとビールをいただきつつ、古典の風格がありつつもどこかシュールな、そんな風景画を観ているような気分になった。大好きだ。宮崎貴士くんとはじめてお会いし、それもいきなりビートルズの話となる。

9月22日
 マッサージ後に渋谷のクラウンでカーネーションのリマスター。毎度、六本木通り沿いの上り坂はなかなかしびれる。今日は『Love Sculpture』『Wacky Packages』。元々、音質がこもり気味だったワッキーなどもすっかり極上のヌケの良い音質に激変。リズムの切れがますます強力に。今日で2009年度リマスター(本編)作業は終了。別物と思えるすばらしいシリーズだ。スタジオで某打ち合せ。高橋健太郎氏と久しぶりにお話。飯屋で適度にとんかつ食って電車で気絶。

9月21日
 手持ちのTASCAM488は故障、さらにオークションで買い直した中古品も不良(修理に出す)ゆえ、今回は友人宮原清くんの愛機をお借りした。カセットはやっぱり最高の音がする。リマスター盤用にHome Demoをリミックスしたり、新曲の歌入れも終える。

9月20日
 人づてに聞いたんだけど、先日のレコーディング時、ソウル・フラワー・ユニオンの奥野くんにライヴ盤『Live at TOKYO KINEMA CLUB』をプレゼントしたところ、ヘビロ中だという。「ロック」が何たるかをわかってる奴はいるんだな。あれはファン向けの地下リリースだし一般的な評価がないだけに、こうやって伝わる話は特にうれしい。
 おじいさんが居眠りしているリサイクル屋でVHSを格安で何本か。小津『浮草物語』や長門勇主演の『駆逐艦雪風』など。

9月19日
 夜中に柏のファミレスで耳鼻のギタリスト秋山と会う。おれは彼がデザインした靴を何足か愛用している。修理で預けていた靴が一年以上たって戻ってきた。もうひとつ素晴らしいブーツをいただく。

9月16~17日
 バンブルビーから出る狩野幸子のデヴュー盤『Skyline77』(Prd:上田健司)が届く。これはデヴュー盤にして5枚組(しかも3.000円)!という夢のような最高のポップ作品。いい曲ばかりの77曲!心あるリスナーたちに絶対におすすめ。聴け!
 さて、コロムビア期再発アルバムのマスタリング。今回は『a Beautiful Day』『Girl Friend Army』『booby』『Parakeet & Ghost』。どれもが音の抜けも立体感もバランスも数倍魅力的にマジカルに生まれ変わった。聴こえなかったものが聴こえてくる。2009年リマスター・シリーズは「別物」と言っておこう。11日分に書いたとおり『a Beautiful Day』はスタッフ以外、誰も聴いたことのなかった迫力あるオリジナル・アナログ・マスターを使用。面白くてまいった。いいアルバムだ。とにかく今回のシリーズは発売後初のリマスター盤。さすがのおれも逐一その音の違いに度肝抜かれたのだった。P-Vineの井上さんから『レコーディング・スタジオの伝説―20世紀の名曲が生まれた場所』をいただいた。我慢できずにさっそく読み始める。
 そういえば初日は渋谷警察署前の報道陣と人だかりに驚いたが、翌日は夜空にたくさんのヘリが飛んだ。物騒だな、何だ?と思ったらあれだったか...。

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9月15日
 いくら土星の試練だの水星逆行だの言っても、こんなに重いプレッシャーも珍しい。さすがのおれも、この何年か続いたまるで分厚い絨毯の下敷きになったかのような重圧に耐えきれなくなっている。もはや人としても限界なので思い立って40年ぶりに千倉へ息抜きに行く。たくさん海岸を歩いたら不思議と頭痛はどこかへ消えた。夕方に御飯処に飛び込み、刺身定食。アジが絶品だった。懐かしい思い出の場所へ戻ることもまさに逆行中ならではというわけだ。耳鼻のイヴェントもその旅の前ぶれであった。

9月14日
 ライヴ後は偏頭痛に大いに悩まされた。鎮痛剤飲んで13日から計23時間は寝たはず。さすがに楽になった。古着屋で気に入ったジャスト・サイズのレザー・ジャケットと帽子を購入。好きな買い物をするだけで疲れがとれることもある。マッサージ。お決まりの冷し豚しゃぶおろしうどんを食って、夜は千葉シティ。いとこのヤマジュンと恒例のドンキー散歩。中古CD4枚を拾っただけだが、ぱんぱんの頭は半分くらいからっぽになった。ドンキーでハンバーグを奢る。簡単な一人旅を脳内で計画。そのためにもiTunesに50歳記念に買ったディラン『フリーホイーリン』(Blu-Spec)をぶちこむ。ビートルズのボックスはまだ開けない。

9月12日
 7時間は寝る。雨模様だったが意地で傘は持たない。恵比寿リキッド・ルーム『Eternal September』。開場BGMは何故か70年代ディスコ。今日もエンジニアは宗くんチームで照明は馬場さん。確かに疲れはある。肩凝りで左の歯が浮き気味にて楽屋弁当はあまり食えず、代わりにチーズケーキを胃に。オワリカラのメンバーとSMA冨永くん来訪、しばし話し込む。冨永くん曰く「今日はこれからイヴェントでステージは観れないんだけど耳鼻BOXを買っていきます」。最強の雨男ナカガミくんが会場に到着「彼が入場した頃すごい雨が降り出しました」とサウンド・ファクトリーのSさんが笑う。彼にはお祓いをしろと言っているのだが...。平石くんもアコギのピックアップ配線工事を終えて来てくれた。Mさん来訪、髪の毛セット。大盛り上がりの一夜。まったく久しぶりのバンドだったにもかかわらずトリオ的な難曲「Paradise Express」も気持ちよく。「幻想列車」「Angel」「クエスチョンズ」「ジェイソン」等、こんな歌ものトリオ、世界のどこにもいねぇだろ文句あっか?な出来。好選曲のセットリストはこちら。アンコールは大サーヴィス「カネオ・ヘアー」で3曲。池ちゃんキーボードでスネオくんと一緒に「Edo River」「It's A Beautiful day」「夜の煙突」。スネオくんは不思議なキャラクターで見ていておかしくてたまらない。楽屋に宮原清一家も来訪。打ち上げ後、セイリン・シューズで高校同級生の山本豊一家となごむ。山本には「うまく休んでたまには頭をからっぽにしろ。切り替えには自然に触れるのが一番だぞ」と言われる。水のおいしさで静岡に住むことを決めたという彼の言葉は重い。まったくその通りだ。そういえば去年の今頃は宮城と岩手の平泉でリフレッシュしていたのだった。近くどこかへ行こう。プリファブ・スプラウトの新譜に仰天。ビートルズの最新リマスターのMONO BOXから『ホワイト・アルバム』も通しでかかった。


9月11日
 渋谷のクラウン社にてカーネーション、コロムビア期再発(この再発企画は『ガール・フレンド・アーミー』以降のディレクターだった秋元が担当)CD7枚のうち『Edo River』本編のマスタリング。もちろんオリジナル・アナログ・マスターを使用。マスタリング・エンジニアの間部さん曰く「アナログ・マスターは音の飛び出し方が全然違いますね」。発売から15年。その間のデジタル変換技術の差は歴然。まず音量は2倍。ベースのうねり、ホーンやストリングスの立体感も激増。全体に奥行きが出た。時間が余ったので『ア・ビューティフル・デイ』のDATマスターとアナログ・マスターを聴き比べる。旧盤は当時のエンジニア氏の志向から端正な音のDATマスターを使ったわけだが、幻のアナログ・マスターをかけた瞬間、スタジオにいた3人(秋元、間部、直枝)が黙って目をあわせてうなずきあった。圧倒的に音がぶっといのだ。もちろん今回はそのアナログ・マスター・テープを使用することに決まる。それぞれがボーナス曲満載の2枚組になるわけだし、素晴らしい再発になるだろう。夜中にNHK総合でビートルズの番組を観る。

9月8日~10日
 なんとか生活を正常に戻してリハ。ゆっくりと。やりすぎず。いいペースで。運転中に眠くなることが多く、道ばたで止めて1時間ほど寝るのがあたりまえになってしまった。ビートルズの輸入『in MONO』BOXと取り急ぎバラで買った輸入ステレオ盤『The Beatles(ホワイト・アルバム)』以降の5枚が到着(後に『Rubber Soul』から『Magical』までも購入)。

ナオエのドンキー日記 2009 9月 #1

 こんにちは!CARNATION Online Shop 開設しました。先日のロフト・プラスワンのイヴェントで先行発売された耳鼻咽喉科『偉大(はずかしく)なる2年 Anthology 1981-1983』BOXがついにここから購入できます。どうぞご利用ください。夢がぎっしりと詰まった大切な宝箱。だれも知らなかった80年代初頭のポップ・バンドの熱情、今聴くとずしりと来ます(一見、強面に映るでしょうが、ある意味、後のカーネーションより数段ポップな楽曲群です)。他のどこにも存在しないオリジナルでユニークな音楽を是非体験してみてください。今聴かないと絶対に損するよ~。この箱を部屋に置くと何故か邪気除けのお守りにもなるようですし(体験済)。特典CD付き。送料無料です。それから、もうすぐ12日の恵比寿リキッド・ルーム(with スネオヘアー)公演『Eternal September』の方も何卒よろしく。大いに盛り上がりましょう!


9月6日
 リポD飲んで歌入れ。朝方に1曲完成。まだまだ先は長い。これは修行だな。あまりに忙しすぎるんだ。ライヴに向けてスニーカーを買いに行きたいのだが...生活がこうも逆転しちゃうと、無理だろうなぁ。

9月5日
 一度起きて飯食ってまた夜まで寝る。結局13時間も眠った。品川の部屋の外は昔にくらべて緑も多くなり(単純に木が育った)、運河を超えて気持ちのいい風がさわさわと流れこんでくる。疲労にて金野くんに誘われていたライヴは行けず。懸念のビートルズのリマスター・ステレオ盤だが、考えた末にリアル・ステレオ時代をバラで追加予約。

9月4日「耳鼻咽喉科トークショウ@新宿ロフト・プラスワン」
 わかってはいたがほぼ眠れず...。肝心な日に寝不足というのはいつものこと。iPodでは先日歌入れした新曲の確認と今でもハマるデヴィッド・バーンの旧譜(名盤『Grown Backwards』)を。ふらふらのまま、昼過ぎに予約していた美容院へ。今後のスケジュールもタイトなので今のうちにカットしてパーマをかけておかないとならない。どう転んでも乙女座なのでサロンでは女性雑誌を中心に楽しむ。素晴らしいスピログラフの広告を見て眼が回ったのか寝る。薬局寄ってドリンク剤買って新宿に出て、懐かしい紀伊国屋書店地下のモンスナックでさらさらのポーク・カレー。その隣には昔、餃子会館というおいしい店もあったんだけどもうなかった。
 今日はロフトプラスワンにて耳鼻咽喉科のBOX発売記念イヴェント。耳鼻の歌姫、ミチラとは20年ぶりくらいに会った。リハで一緒に声出したとたん、正面でカメラを廻していたスタッフの「やばい!泣きそう」というつぶやきが聴こえた。さすがに息があう。先日、ミチラとは携帯電話ごしに少しだけ声をあわしたのだけど、瞬時に大丈夫なのはわかった。何も変わっていない。「あの頃の高いキーはもう出ないよなぁ」なんて話してはいたものの、実際やってみればふたりとも全然OK。ミチラの声はあいかわらず最高なのであった。トークは初期~中期のメンバーのうち徳永、秋山、丹羽、ミチラが参加、遅れて第2部からザチョーが合流。BOXにも入れていないレア選曲とDVD映像(さらには『ナゴムの黄金時代』の映像までも)楽しむ。
 ゲストで、当時、耳鼻を発見して後のカーネーションを世に送り出した偉大(いだい)なる預言者ケラリーノ・サンドロヴィッチ(ケラ)くんがこれまた当時のいい話を連発。耳鼻音楽の記憶担当、徳永の話も常に貴重でありがたかった。メンバーそれぞれがリラックスして挑んでくれて、とても楽しいイヴェントになった。話の流れでケラが「再結成とかないの?」と切り出してきたので「スケジュール的にも来年3月あたりに一度だけやりたいね、とは言ってて...」と返すと「3月5日、ロフト押えてるんだよ、その日やらない?」なんてことになって再結成ライヴがお客さんのいる前で即、決定。新宿ロフト出演は当時叶わなかったから「再結成ライヴやるならロフトだよね」なんて先日メンバーと話していたし、宿命を感じた。28年目にまたケラに引っ張られて世に出ることになった耳鼻咽喉科。一体この流れは何だろうか。イヴェントの締めの生演奏はメンバーに囲まれながらギターでミチラとおれのデュエット。「コバルト少年カフェ・ロング」「月世界紳士」「大森海岸よ永遠に」の3曲。いやぁ、ミチラに脱帽。すばらしい歌をありがとう!「大森海岸よ永遠に」の最後にあらためてメンバー紹介。泣かずに歌えてよかった。耳鼻咽喉科は今頃自分で言うのもなんだけど、とても良い。たくさんの人にこの奇跡のBOXセットを体験してもらいたい。



LIVE映像@YouTube



 

9月3日
 明日の資料作りと段取り。一日中、曲ファイルの取り込みと吐き出しの連続でひどく疲れた。夜中に品川へ移動。

9月2日
 泥のようになって眠った。ギターのダビング。送信。事務所に耳鼻咽喉科の豪華BOXセット『偉大(はずかしく)なる2年』がドサっと届いたとのこと。感無量。

9月1日
 歌入れ終えてから夜中に実家。生活が逆転中にてほぼ寝れず、昼過ぎに車でまず半蔵門。カレーのおいしい喫茶店で打ち合せ後『パイレーツ・ロック』(←公式サイト:音が出ますので注意)の試写会。とんでもなく面白いロック映画で最後は泣けて困った。心落ち着けるために喫茶店に入っても、思い出すたびに泣きそうになった。10月から公開だという。Duffyの書き下ろし名曲を含むサントラ盤も超期待。虎ノ門のコロムビアへ移動。宅配ピザをつまみつつ、とある作業で夜中まで。眠くなったので迷わずコンビニに飛び込み、ドリンク剤を飲んで運転。

Profile

直枝政広
カーネーションのバンマス

Archives

New Release


New Maxi Single 『ジェイソン』
2009.4.15 release


『宇宙の柳、たましいの下着』
直枝 政広


『HOPKINS CREEK』
直枝 政広