2009年12月アーカイブ

ナオエのドンキー日記 2009 12月 #2

12月31日
 「ガキの使い」観たり、矢追純一のUFO観たり、K-1観たりとかなりテキトーな大晦日。ライヴ後の年末はうまく休めた。また今年もテレビ東京の23時半、大晦日恒例のクラシック・コンサート番組中の東急CM(市川準監督)に自分とマダムギターが夫婦役で登場していてほのぼのとなる。

12月30日
 毎年の恒例行事、湾岸スタジオにお米を運ぶ日。そして餅つき。30日の餅は簡易ながらも具沢山の雑煮4杯とおろし餅3個。いや、餅はつきたてで柔らかいし小さめなので...。時間があったので中古ヴィデオ屋をのぞきサーフ物の『メニイ・クラシック・モーメンツ』DVD購入。両親を乗せて千葉入り。

12月29日
 カーネーションオフィス納会。代々木から恵比寿セイリン・シューズに移動。店には先客でかしぶち哲郎さんがいらしたのでお話も。で、駅前のウェンディーズ。ここにはナゴム「夜の煙突」の思い出がある。盤ができあがった日にケラと待ち合わせた店。「直枝さん~、煙突できたよ~」と両手に商品のつまった紙袋を下げ、汗ふきふき階段上がってきた彼の姿が忘れられない(詳しくはナゴム・ポップス・コレクションのライナーを参照)。さよならウェンディーズ。今日もチーズ・バーガーがおいしかった。チリがけのポテトも。
 朝6時なのに山手線内周りはすし詰めぎゅうぎゅうの激混みで気分が激しく滅入る。異様な数の若者集団は山手線一地味な大崎駅を降りた。それもお台場方面に乗り換えということは?あとで調べたらその原因がなんとなくわかった...。コミケね。

12月28日
 連日のMFSL HYBRID SACDによるザ・バンド趣味週間。今日は『Music From Big Pink』。圧倒的に重いのだ。ドラムのタム廻しがズシンと...。「In the Station」の歌の迫力にもぞくっとする。このアルバムはDVD Audio版も奥行きが果てしなく深くて最高だった(仕事のついでに持参し、一口坂スタジオで聴かせてもらったことがある)が、家で聴くCDならいまのところこれが最上(00年リマスター盤もまったりしていてじつに良い)。そのうち確実に高音質配信の時代が来るだろうけど。盤には盤の良さがある。マッサージで首が1センチ伸びた。そういや最近、あの激しい頭痛(筋張性らしい)が出なくなった。ストレスだったんだろうなぁ。

12月27日
 耳鼻リハ。秋山運転のBMWで丹羽と一緒に。建設中の押上タワーの景観はとんでもないことになっていた。浅田真央がオリンピックへ。こないだおふくろが「あんたの次に真央ちゃんが心配」と語っていたが、それはそれは大層喜んだことだろう。

12月26日
 ザ・バンド趣味週間。MFSLのHYBRID SACD『Cahoots』を聴く。「Life is a Carnival」のまさか!な立体感にまず脳内で失禁。

12月25日
 レイ・デイヴィス『ザ・キンクス・コーラル・コレクション』がやたらと滲みる。

12月24日
 鼻水とくしゃみの日。友人宮原清がやった日本橋三越のクリスマス・ディスプレイを見に行く。静寂が滲みる空間。
 深夜幕張へ。BayFMで中村貴子さんと3時まで。とてつもない選曲。「ダイヤモンド・ベイ」(Home Demo)もかかった。「この番組は曲はフルで流す」と語る中村さん。すばらしい。ファミレスで食事。眠りそうになりながらもなんとか走る。

12月23日
 ツアー時と同じく赤いキャリング・ケースひきずってO-WEST。渋谷の人ごみは異常。ちょっと遅刻。差し入れのいちごをみんなでつまみ、音決めしつつ軽く汗をかく。ステージ上はベースの低音の通り道が斜めに走っていて歌うにはちょいときつかったが、なんとかリハを終える。今日のメニューにも自信あり。関西ではリハの時間的余裕がなくてできなかった「さみだれ」バンド・ヴァージョンも初出。これで新譜『Velvet Velvet』の全曲を演奏。こういうことって珍しいけれど、それも当たり前にやってみせちゃう力の抜け具合がいまのカーネーション。『Velvet Velvet』の音作り自体がそもそもセッションからはじまっているからできること。会場はお客さんがっつり入って楽しく盛り上がる。新鮮なネタとしては「レター」だろう。当時はやったかもしれないがここ10年はやった記憶がない。あまりにも大変だったこの一年の総括。その大団円としてふさわしい充実した一夜だった。おそらくずっと記憶に残る年になることだろう。手伝ってくれた中原由貴、渡辺シュンスケにもう一度盛大な拍手を!
 打ち上げでは津田大介くんと「Twitterやれ」と本秀康くんを説得。二次会ではだらだらとちゃんこ鍋をみなでつつく。さすがに重い荷物と疲労にてタクシーで品川へ。タクシーの扉が閉まって去っていった瞬間、言葉にできない安堵感を感じた。ごそごそやっていると、起き出してきたおふくろがおじやを作ってくれたので食べて寝る。

12月22日
 リハなう。

12月19日
 10時起き。ライヴに向け、美容院でカラー。ピーコックでロール・パンのツナ卵サンドを1ケ買う。渋谷に移動。iPodで脳内練習。雑踏にもまれながら新譜を「For Your Love」から聴いてみる。そのままかけっぱなしていたら「Dream is Over」が、どこで聴くよりも良く響いた。渋谷系ではないのだが...。タワレコ地下会場に着くとうれしいニュースあり。今年何度目かの感無量。で、インストアは7曲。たっぷり集まってくれたお客さんたちと握手、お見送り。ありがとう、ありがとう、よろしく。参宮橋のフォルクスで飯。

12月17日
 歯医者さん。そして新宿に出て喫茶店で契約書類にサイン。そのまま思い出横丁でナカガミくん主催でまどんこ大将を囲んで飲み。よく飲んで喰って笑った。何もかもが旨い。楽しかった。思い出横丁のはしっこにあるスタンド風のゆで立てそばも最高だ。たぬき280円。開けて朝方、地震。赤い夜空はその前兆だったのか?

12月16日
 とにかく頭を休ませてくれ。というわけで今日は予定なし。朝5時。夜空が異様に一面赤かった。17日付のフカミさんブログの「1994」は必読。

ナオエのドンキー日記 2009 12月 #1

12月15日
 中延。親父が右目の白内障手術を受けるので車で連れてゆく。検査前の30分ほど、おれが産まれた産院(現在は内科)や住んでいたアパート跡、絵本を買った本屋などをおふくろの案内で巡る。本屋でおふくろは来年の暦、おれは絵本ではなく色川武大『喰いたい放題』の文庫を記念に購入。無事手術は終り、先生がわざわざ両親を車で送ってくれた。「うちに入院できる施設があれば泊まっていただきたいのですが」とのこと。明日も検査のために迎えに来てくれるそうで随分と親切な眼科医だ。術後、親父が「いなり寿司を喰いたい」と言っていたのでその町の庶民的な寿司屋で寿司といなりを買い込む。
 bikkeからいただいた切石智子『キリイシ』(筍書房)を読み始める。冒頭の小説に猛烈にひきこまれた。風呂にも持ち込み汗だくになりながら集中。いい旅をした気分になった。

12月13日
 なんば入り。昼飯は横井さんのメールをうけて自由軒。まぜカレー。映画『夫婦善哉』好きにとってはたまらない。
 大阪なんばのタワレコでインストア。生歌は「Songbook」「さみだれ」わざわざ京都から来てくれた西村くんも参加の「砂丘にて」。シャングリラでの呼びかけに応えてくれた安田謙一さんが今日も司会でトーク。ゆるずの珍奇な泥酔話などで多いに盛り上がる。安田さんからデニス・リンドのLP(セカンド?)とRandy Erwin『Back Home』をおみやげにいただく。京都で合流できなかった渡邊文武くんとも会え、テツコ『テツコの哲学』を手渡される。
 大田チームとはそこでわかれ、安田さんにくっついてなんばのフォーエヴァーでファッツ・ドミノ『Fats Is Back』と安田さんおすすめのS.O.S.Fever『Live at The Waikiki Outrigger Hotel』を購入。なんばパークの9階へいき、南海ホークスのメモリアル・スペースへ。杉浦さんの細いユニフォームに震える。でも、あそこはチームの墓地のような気がして、しかもとてもこじんまりとしていて、かなりセンチメンタルな気分になった。喫茶店でパスタを食し、機材車チームと別れ安田さんと地下鉄。わざわざ新大阪までつきあっていただいて恐縮。またもや大変にお世話になりました。21時前にのぞみに無事乗車。kioskのチーズちくわとビール、これは癖になる。夜中に野球ゲームの電源を入れて何試合かして寝た。

091213.jpg

 

12月12日
 時間のない中でも赤子のように空腹を訴え、梅田駅前に皆を待たせてマックに飛び込み5分でクォーター・パウンダー。するとポテトのあの固い部分が当り歯の小さな詰め物がとれた。これが歯神社のご利益なのかどうかは謎。阪急に飛び乗って京都入り。シュンちゃんも一緒にFM京都で生出演。KBSの山崎さんの番組にも出演。そして拾得。メニューはいじりながらも熱い内容。本編では「さみだれ」を弾き語り。西村哲也くんも飛び入り、マンドリン入り「砂丘にて」最高。安田謙一夫妻やラブジョイbikkeも来てくれた。bikkeに切石智子著作集『キリイシ』(筍書房)をいただいた。テリーさんがかけていたマシュー・スウィートのカヴァー・アルバムがやけに滲みた。テリーさんとゴトウさんとおしゃべり。「ディランはファーストがいいのですよ」なんていう話をしたらテリーさん「そんなことを言ったのは直枝さんとラリーズの水谷くらいだ。確かにディランはファーストにつきるよね」と笑ってディランのファーストじゃないCDをかけてくれた。...というわけで仲間たちと高野までタクシー飛ばしてラーメン。数年ぶりでしょうゆ豚骨を食す。旅では鶏ダシ解禁か。じつに旨いね。

12月11日
 昼にP-Vine松本くんと横尾とインデアンカレー。途中、歯神社というところがあったので参拝。インデアン、食べてみてわかった。もう大盛り+目玉は身体にきつい歳なのだ。ほどほどにしておかないと。で、喫茶店寄ってホテルに戻って大田とタクシーに乗ってシャングリラ。中原さんシュンちゃんもしっかりスタンバイ、ありがたい。リハをこってり。さば塩弁当をぺろり。本番。かなり濃いメニューで激しく盛り上がる。24曲。約3時間、指がつるほど楽しかった。中崎町の例の最高の居酒屋で。Epicの村井さんやGO-GO KING加納さんも合流。

 

 

12月10日
 一日キャンペーン。8時起き。大田くんやスタッフも合流。喫茶店でトースト。今日はグリーンズ横井さんも立ち会ってくれて、往年のカーネーションのキャンペーンのかたちが整う。FM802のお昼の番組で生出演。ヒロトくんとも一瞬会えた。1時間番組ビンタン・ガーデンの収録(耳鼻やグランドファーザーズもかかった)。コメント収録、FM COCOLOへ移動し加美さんの番組。バウンディに戻りコメント。食事。というか飲み。全然酔っぱらっていなかったつもりだが...。気がついたらベッドで服のままで寝ていた。

12月9日
 激しい5日間のはじまり。まずは歯科へ行き、荷物をひきずりながらマッサージ。そのまま東京駅。ひとりで20時台ののぞみ。ダスティ・スプリングフィールドを聴きながらチーズちくわと缶ビール2本。駅弁は苦手なのでメロンパン。夜の梅田をふらふら迷いながら歩いてホテル。どん兵衛でもと思ったが、外に出て、少しは栄養をつけようとしょうが焼き定食を食う。

12月8日
 早起きが馴れていてよかった。早めの移動で横浜へ。FM横浜で生出演。引き込み線の鉄橋を上から眺める。「Songbook」の生歌あり。古奈屋のカレーうどんを食し、渋谷経由で麻布に移動。 FM富士の生出演。

12月7日
 リハ。

12月2日~12月5日
 リハ。

 

Profile

直枝政広
カーネーションのバンマス

Archives

New Release


New Maxi Single 『ジェイソン』
2009.4.15 release


『宇宙の柳、たましいの下着』
直枝 政広


『HOPKINS CREEK』
直枝 政広